2018.02.19

『グレイテスト・ショーマン』



昨年のラ・ラ・ランド、SINGなどミュージカル映画の頻度が高くなってる気がしますが、今度は『グレイテスト・ショーマン』です。

上流階級出身の妻を娶りつつも会社の倒産で失業した男・バーナムが興行で一山当てるという物語。人生の浮き沈みを歌に乗せて語るので、貧乏に悲壮感はありませんが、バーナムは夢を追う男。後に妻に、あなたは誰も愛していない、ショーしか愛していないと言われてしまうほど、高リスクな興行事業にのめり込む。

そして浮き沈みの激しいストーリー展開。状況が大きく転換する要所では、ダンスと歌。初めから終わりまで高揚しっぱなしで鑑賞できた、エンタテインメントとして傑作ではないでしょうか。

ここでやはり出てくるアメリカの差別意識の話。物語冒頭では上流階級と労働者階級の壁を描き、サーカス団を結成する過程では奇形とも言える団員を集め世間の批判を招くのですが、ここでの障害者差別や黒人差別も19世紀初頭の米東海岸や現代のアメリカでどのように認識されているのかの肌感覚がなく、映画の見方が難しいです。(例えばズートピアを児童映画として受け入れている土壌が難しい。)

最終的には、家族への回帰、仲間の結束、再出発と、底から登っていく方向感で終わり、エンドロールも劇中の音楽で余韻に浸らせる。観後感もなかなかでした。


| | コメント (0)

2018.02.12

『デトロイト』


51年前のでデトロイト騒動の中の事件のひとつ、アルジェ・モーテル事件を描いた映画です。この事件が遠因で引き起こされた2013年のデトロイト市破産や、この事件と類似の構図である2014年のファーガソン事件は知っていても、51年前のデトロイト暴動は映画を観て初めて知りました。参考:Wikipedia

本作品で描きたいのは、きっと、たった50年前には深刻な黒人差別と対立が存在していたという事実ではないでしょうか。オープニングのナレーションは、奴隷貿易から南北戦争まで、寓話的で痛々しい絵本のような解説で黒人の近現代における立場を解説し、デトロイト騒動の描写に入ります。

この映画のストーリーで鍵になるのが、クラウスという白人刑事。無許可発砲事件を起こしながらも、アルジェ・モーテルでは現場の指揮を執ることになる脚本です。クラウスそのものが実在した刑事なのか否かわかりませんが、こういう悪い印象を持たせる白人刑事をキーにするのは、数日前に観たスリー・ビルボードのディクソン警官と同じ構図かも知れない。(両者とも強い人種差別主義者として描かれています。)

黒人と一緒にいたチャラい白人女性を、白人警察官がどう見たか。これについても、脚本を作る側もかなり悩んだのではないでしょうか。売春婦なのか観光客なのか、劇中でも曖昧にすることで、より観客に考えさせられる状況を作っています。白人女性が黒人男性に体を売ることが、白人に対する侮辱とも捉えられているのかもしれませんし、侮辱と捉えての白人警察官の行動として描いているのかも知れません。

この映画が、黒人差別への怒りを描こうと意図しているのは流れでわかりますが、僕が気になったのはクラウス刑事のモーテルでの現場オペレーションです。結果として、彼の確認不足や警官への指揮についてのコミュニケーション不足で事態が悪化し無駄な死者が生じるわけですが、この指揮ミスについての描写が劇中ではありません。マネジメントのミスにより犠牲が生じているのにも関わらず、彼の人種差別主義を断罪しようという意図に見えてなりません。

事件の真相がわからないまま、でも社会に問題と提起したくて脚本を書いたのだと思いますが、アメリカの黒人差別の実態がわからないまま見るのは難しいです。

| | コメント (0)

2018.02.06

『スリー・ビルボード』


娘を強姦殺人された母親が、警察の捜査が進まないことに苛立って街はずれの道端に「RAPED WHILE DYING」「AND STILL NO ARRESTS?」「HOW COME, CHIEF WILLOUGHBY?」という過激な広告看板を掲出することから起こるドラマ。昨今の日本の報道のような怠慢な警察対住民の構図なら看板は警察叩きの格好のアイテムといて動くのでしょうが、作中では住民に慕われている警察署長に喧嘩を売った母親という構図になり、主人公は村じゅうを敵に回すことになります。

そして、母親の怒り、上司や組織を馬鹿にされた警察官などいろんな怒りがぶつかり合い、増幅し、手に負えなくなってきます。作中「Anger begets anger」というセリフがありましたが、まさにそう。この静かな過熱具合と突然の暴力が見もの。冷静を装いながら憎悪の念を撒き散らすマクドーマンドは頼もしい演技ながら不気味にすら感じます。

ミズーリ州という場所が全米(特に東海岸や西海岸地方)からどのように見られているのかが分かると、もう少し作品を理解できるのではないか。黒人差別の捉え方など、ミズーリ州ってこういうものだよねという共通認識を持った観客を想定しているのでは?

| | コメント (2)

2018.01.29

TOEIC試験を受けてきた


12月上旬にふと思い立ち、TOEICの勉強を始めて試験を受けることにしました。勉強方法やその成果など本筋の話は結果が返ってくる3週間後にして、今日は脇道の話だけ書いてみます。

TOEICの試験申し込みはネットで行います。残念なのが、アカウント登録してからでないと申し込めないこと。毎月受験するような人ならまだしも、数年に一度だけ受験するような人はアカウント管理大変だろうな。受験都度アカウント作成するような人もいるのではないか。

12月初旬の思い立った時点から3ヶ月後と6ヶ月後に受験をしたいと考えていたものの、3月は子ども会行事の日と重なっていてNG、2月は試験が設定されておらず、1月28日の試験を申し込むことに。実験地というのが選べるのですが、はるひ野に住んでいると「神奈川」か「東京」で悩みますね。これは伊丹に住んでいた頃に「大阪」と「神戸」で悩むのと同じようなもの。結局、そのエリアのどこかで当たり外れなのですが、今回は神奈川で申し込んでみました。受験票が送られてきて試験会場を見ると、明治大学生田校舎。よかった、近所だ。

この週、首都圏では1月22日に積雪があり、その週末の1月28日が試験日でした。明治大学には行ったことがありませんが、生田〜向ヶ丘遊園の山の上にあるイメージ。駅から会場までの足元が不安です。

試験は13時から15時までの120分。試験会場への入室が12時30分までとされており、解答用紙回収確認までの15時15分ごろまでの3時間弱が拘束時間です。昼食どうする?と、途中でトイレに行きたくなるやん!というのが試験時間帯の課題。昼食に関しては、11時に生田駅に着いて昼食を済ませてから会場に行くことにします。

生田駅のこともよくわからないのですが、世田谷街道沿いを歩いて開いていた中華料理屋に入ることに。「味良」という和定食屋のネーミングセンス、客席の外の狭い庭には盆栽という中華料理屋らしからぬお店ですが、五目炒飯は油分も適度で美味しかった。





ここから世田谷街道沿いに歩いて明治大学に向かいます。途中の歩道で一部除雪されておらず凍結しているところがあり、危険を感じました。



どちらかというと生活道路になっている脇道のほうがきちんと除雪されていて徒歩ルートが確保されています。しかし、途中で渡った五反田川沿いの道だけは放置されていて雪が深かった。



通学路となっているだろう道に来ると歩行部分は除雪されていて、明治大学キャンパスへの登山道も歩くのに問題ないようシングルトラック状に整備されていました。

キャンパスに登ってから、直前の水分補給用の飲み物を買い忘れたことに気づきました。参ったなあと思っていたところ自動販売機を発見し、明治大学ウォーターなるPB飲料を買いました。



いったん12時に着席。周囲は大学生らしき若者が多く、僕のような中年はごく稀でした。筆記具などの身支度を整え、12時25分を見計らってトイレに行きました。これから3時間トイレに行けないプレッシャーを緩和。12時30分にブリーフィング開始。解答用紙B面のアンケートを記入し、身分証明書の照合を受け、開始を待ちます。この時間帯に、受験の注意事項を書いた紙や身分証明証を鞄にしまうオペレーションをしなければならず、意外と面倒。大学の教室の3人掛けに2名受験するので、上着まで含めるとあまり潤沢に荷物置きスペースが取れないので不便。

試験の注意事項は、カンニング禁止とか当たり前のことが書いてあるのですが、気を付けなきゃと思ったのが2点。まず、問題用紙には何ら記入してはいけないということ。リスニングテストで除去法のための×印を付けたり、リーディングで解答関連部分に下線を引くみたいなことはやりたくなってしまいそうですが、これは反則です。気を付けましょう。

ブリーフィングの一環で、リスニング機器の音量チェックが入ります。使用機材はCDラジカセ。これを移送保管ようダンボールの上に乗せて使用してたのですが、男性の低い声ではダンボールと共鳴し聞き取りづらいと感じました。誰か意見を言うかなと待っていたのですが異議申し立てなし。そういうものなのでしょうか。この共鳴、試験中も何度かイラっとすることがありました。あのダンボールの上に置く運用が標準なら、どこかで異議申し立てしたい。

12時50分ごろには机の上にはシャーペン2本、消しゴム、解答用紙、受験票、座席票だけにし、問題用紙が配布されるのを待ちます。問題用紙は小口に青い紙テープで封がされている冊子で、試験開始の合図でテープを切り冊子を開いてよい仕組み。このテープ切りが曲者で、スムーズに切れるのか心配しながら数分間過ごしました。と言ってもこの数分間はすることがなく、問題用紙の表紙の写真の女性を眺めながら時間を待ちます。

受験開始。問題用紙のテープを破いて冊子を開いて、リスニングのDirectionを聞きます。僕はテープを雑に破ったのですが、Directionがある程度長いので、テープを丁寧に切ったほうが受験中のストレスが軽減されていいかもしれません。

大学の古いタイプの机(机の前に前の人の折り畳み椅子が付いているタイプ)などで、卓上の面積が狭く、しかも手前に傾斜しています。解答用紙がA4横、問題用紙は広げるとA3なので、十分な面積ではありません。しかも紙を机でゴソゴソすると周囲のリスニングの邪魔だし、シャーペンや消しゴムを落としかねません。Part7を除き問題用紙は折り返してA4サイズで読むのがおすすめです。Part7だけは見開きで問題を読む必要があるので、机の上のものを落とさないよう気を付けながら解きましょう。

15時02分に試験が終了。(今回はリスニングが47分だったので、15時02分までが予定通り。) 試験時間は試験官の手元の時計が正義なので、開始時に自分の時計を確認しておき、自分の時計なら何時に終わるのか正確に把握しておいた方が有利です。リーディングで時間不足に陥る可能性がある人は、どこかのタイミングで問題を解くのを諦めて「塗り絵」(適当にマークシートをマークすること)に着手しなければいけないのですが、塗り絵着手タイミングを計るには正確な時計が必要です。

試験終了後に、問題用紙の回収と解答用紙の回収。部屋の全枚数が確認できるまで本来ならじっと待ってなきゃ話いけないのですが、自分の用紙が回収された時点で片付けを始め、スマホの電源を入れてしまう人が多いですね。スマホ(携帯電話)については、試験終了後、部屋を出るまで電源を入れては開けない旨の注意事項があるにも関わらず、前の席の女子大生は席でLINEしてました。

帰路は、受験者が一斉に帰路に就くので駅まで大行軍。こうなると足元の様子が見えにくく、雪があるところが怖かったですね。小田急線は上り下り半々くらいに乗車してました。みんな「神奈川」の選択は正解だったでしょうか。

| | コメント (1)

2018.01.25

えんとつを おっこちてきた、

インフルエンザに罹ってしまってヒマな娘が昔の絵本を取り出してきて読書。

そんななか、『ガラガラ ドッシーン! と えんとつを おっこちてきた、「わたしは いったい だれでしょう?」』という一節に疑問を呈しました。




えんとつ「を」?

確かに、この「を」の使い方、何となく違和感があります。娘いわく、ここは「から」ではないかと。「煙突から落っこちてきた」だとわかりやすい。

でも、例えば「ボールが坂道を転がってきた」の「を」と同じ用法だし、この例文には違和感がない。なので、煙突をでも何ら問題はないのか?

なんだかわからなくなってしまいました。

| | コメント (0)

2018.01.18

クリシマが1ヶ月以上休業する

クリシマに買い物に行ったとき、こんな貼り紙を見つけました。



なんとはるひ野地区唯一の食品スーパーであるクリシマが2月5日から3月初旬まで改装のために休業するとのこと。

これは、はるひ野地区の台所に大打撃ではないでしょうか。

いちおう徒歩圏内には業務スーパー(鶴川街道)、ヤオコー・サンワ(若葉台駅北口)があり、頑張って歩けば生活には困らないのでしょうけど。

| | コメント (0)

2018.01.13

Kindle Paperwhiteのフィルムを外して運用する

Kindle Paperwhiteを買って3年半ほど。購入時に同時に買った保護フィルムを付けて使ってましたが、保護フィルムそのものにだいぶ傷が付いてきたので、フィルム交換したいなあと思うようになりました。

しかし、保護フィルムは数千円するので、3年半も使ったデバイスにそれだけの投資をするのはいかがなものかと、交換フィルムを買わずに単にフィルムを剥がしました。

フィルムに付いていた傷がなくなり、読みやすくなりました。表面は微妙にザラザラ感があり、タッチの反応も良くなった。テキスト選択(フォントサイズ3)でも、今までよりも的中率が高くなって狙ったところを選択できるようになった。



フィルムを剥がすと、かなり快適になりました。ディスプレイそのものへ傷が付いてしまうリスクが高まるのですが、次世代のPaperwhiteが発売されたら更新しようと考えているので許容範囲。新機購入の時には保護フィルムを買うと思うので、それまでの間(半年間ほどか?)だけ、快適Paperwhiteライフを送ることにします。

| | コメント (0)

2018.01.12

色鉛筆シャープペンシル

0.5mmシャーペンに赤芯を入れて赤鉛筆として使っているのですが、普通に書いたら薄いし、筆圧をかけて書いたら折れるしで不満がありました。ネットで調べたら、最近は「カラーイーノ」「ナノダイヤカラー」という品質が向上した色芯があるらしい。

文具店で探し、「カラーイーノ」のシャーペン本体と、「ナノダイヤカラー」の芯を購入。細かい字を書くことはないだろうと、0.7mm芯のものを揃えました。

で、試し書き。



写真で違いはわかりにくいですが、カラーイーノは旧来のuni色芯に比べてかなり書きやすく、発色もいいです。0.7mmの効果か、多少の筆圧では折れる様子もありません。(使った芯はナノダイヤではなくカラーイーノ本体に最初から入ってたもの。多分カラーイーノ芯。)

さらに試しに消しゴム掛け。


おお、ホントに消える。これ、かなり実用的やん! これなら、勉強の丸付けや書き直しに、赤ペンよりもはるかに使い勝手がいいぞ。

ついでに買ってきた黒0.5mm用のグラフギア500。パイプ固定式という僕の好みの条件の中、ほどほどに重く、期待通りの筆運びができます。これもなかなかのものでした。



これで勉強が捗りますかね。

| | コメント (0)

2018.01.06

パソコンが充電できなくなった

自宅でメインで使っているWindowsの15インチノートパソコンが充電できなくなった。コンセントによる給電を感知していない様子。何となくの感触で、本体側の電源コネクターが緩んでるような気がして、近所のPCデポに持ち込み。



▲パソコン本体の電源コネクター

PCデポで診断してもらったところ、PCデポで持っている電源アダプタ・ケーブル類では給電できるとのことで、さらに切り分け作業をしてもらったところ、電源コンセント変換プラグ(ミッキー)が悪いのでは?とのこと。


▲ミッキー

ミッキー電源ケーブルの購入を勧められたのですが、変換プラグではなく変換ケーブルが家にあるはずと思い、何も買わずに帰路につきました。(PCデポの人、徒労におわり恐縮です。)

家でミッキー変換ケーブルを使って給電してみたら、給電出来ず。おかしいなあ…といろいろ動かしてみたら、たまに給電するみたい。どうも、ACアダプタのケーブル付け根の部分が悪そう…って、電源トラブルで最初の方に疑う部分に行き着いたやん。こういう微妙な接触不良系トラブルは、試行錯誤とタイミングで、間違った切り分けをしてしまいがちですよね。



▲ACアダプタのケーブル付け根 ケーブルをまとめる時のテンションが断線の原因になりがちです。

HPのサイトでACアダプタを探しましたが、何となく全機種対応とかいう大雑把な品番しか出てこず、しかも高い。結局、Amazonでバッタものっぽいものを注文してみました。これで、ちゃんと給電できるといいな。

Amazonからの発送通知が、HPのパッケージなんですが、本当にこのパッケージのものが届くのでしょうか?




【後日追記】
届いた商品はこれ



箱はノーブランドですね。



アダプター本体にはHPのマークが付いていますが、添付文書は「グローバル商事」という輸入業者のもの。これが純正品なのかサードパーティーなのかは不明です。



| | コメント (0)

『SING』(字幕版)

昨春に公開されたユニバーサルスタジオのアニメ映画。公開時に家族で吹替版を観に行ったのですが、吹替版は歌も全て日本人歌手・声優による吹替のため、もともとの音楽も聴きたいなと思っていました。

そんなところ、年末頃からAmazon Prime Videoでこのタイトルがあったので、自宅のテレビ(+Fire TV Stick)で観賞。

英語の勉強を始めたので、ちょっとは英語のセリフも聞き取れるかな?との期待もありつつ観たのですが、ほとんど聞き取ることができませんでした。英語の映画は、どれくらいヒアリング力を付けると聞き取れるようになるんだろう。

娘は劇場と子ども会の上映会の2度観賞した映画ですが、結局そばに寄ってきて最後まで観てました。繰り返し観ても面白いらしい。3年生だと、字幕はどれくらい読み取れているのか?という疑問もありますが、ミュージカル映画だときちんと字幕を追わなくてもなんとかなるのかな。

テンポも音楽もよく、改めて観てもいい映画でした。

| | コメント (0)

«『English Short Stories For Intermediate Learners: 8 Unconventional Short Stories to Grow Your Vocabulary and Learn English the Fun Way!』