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2007.05.01

『金融工学者 フィッシャー・ブラック』

久々の書評です。

物理を学んで金融界で活躍した人物を題材にしているということで、数学科や物理学科を卒業して金融に勤めている人たちがどういうことをしているのかわかるかなと思っていたのですが、違いました。フィッシャー・ブラックは学者でした。

経済学は興味はあるものの不勉強で、文中たびたび出てくるCAPM(資本資産評価モデル)がどういうものかもよくわかりません…

経済学は複雑で、相当多くの変数と拘束条件、それに美しい数式でなりたっているものなのでしょうか。その複雑さ故見解の違い、新しい発見など、先駆者は苦労を強いられます。そこにさらに新しいアイデアを投入するのは勇気が必要。アイデアを次々に投入できたブラックは、実力に基づく自信があったのでしょうね。

金融工学者 フィッシャー・ブラック / ペリー・メーリング著 / 日経BP社 / ISBN482224511X

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コメント

経済学ですか・・・非常に苦手です
まぐろの経済に対する知識は、漫画の
「天才柳沢教授の生活」で止まっていますf(^_^;


ただ、経済学に対して感じるのは
あんなに難しい数式や理論があるのに
未来の景気を正確に予測できる理論が
確立していない(というか、出来ない)という意味で
経済学は心理学や歴史学に似てるなぁと。


つまり、過去の事象から「そうとも言える」とか
「そういう風にも考える事が出来る」というところで
止まってしまい、実験をして再現性のあることを
立証するところが困難である(というか、なじまない)
あたり、経済学はやっぱり文系なんだなぁと。

しかし、物事をある程度の前提条件を立てた上で
モデル化し数式化するという手法は物理学的でも
あるし…

そういう意味では、経済学というのは、文型とか理系とか
そもそもそういうカテゴライズ自体がなじまないのかも
しれませんね。

投稿: まぐろ | 2007.05.02 14:03

物理や数学だと前提条件がそこそこはっきりしているけど、経済学は前提条件探しがまだまだ確立していないというか…
それでも、経済学や金融工学は過度に数学に依存してきているのではないでしょうか。数学を苦手として文系学問として経済学部に入るのは、ますます苦労することになるのかと思います。

投稿: くろかわポタリング研究所 | 2007.05.03 23:29

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