« ラッテ・八王子みなみ野 | トップページ | 『The Pearl of Africa -ウガンダ共和国-』 »

2008.07.07

『日本の刑罰は重いか軽いか』

タイトルからの想像で、もっと「軽い」量刑比較をして、最近の厳罰化傾向について批評をするものと思って読み始めました。

意外と、刑罰とは何かから始まり、刑法理念云々を語る内容で、期待していた軽い読み物ではありませんでした。

日本と米国、中国を比較していくことが、本書のメイン。日本は、何でもかんでも刑罰を与える特徴があるそうです。(中国では軽罪は罰則なし、米国は「運悪く」刑罰を受けるそうです)

後半の死刑廃止議論は、刑法を考えるうえで一番難しい問題ではないでしょうか。ここでの私論は控えます。

気になったのが、日本における無罪推定の運用。逮捕され「容疑者」とされるだけで(ときには事情聴取されるだけで)、マスコミは実名で、悪者として報道します。有罪確定しない段階で、ひどい社会的制裁です。

有罪無罪は司法が決めること、法で定められていない制裁(私刑)の運用を行わないことを、マスコミには気にしてもらいたいです。


日本の刑罰は重いか軽いか / 王雲海 / 集英社新書 / ISBN9784087204384

|

« ラッテ・八王子みなみ野 | トップページ | 『The Pearl of Africa -ウガンダ共和国-』 »

コメント

何でもかんでも事細かにルールを設定するのは国民性の問題なのかもね
(この「国民性」という、非常に曖昧な言葉で括ってしまうのも乱暴だと思うけど)

「罰は何のために存在するのか?」

なるほど、呑みの肴にはよさげなネタだね

投稿: まぐ | 2008.07.07 22:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ラッテ・八王子みなみ野 | トップページ | 『The Pearl of Africa -ウガンダ共和国-』 »