« 健康十訓 | トップページ | 新古典派 »

2009.03.13

『資本はなぜ自壊したのか―「日本」再生への提言』

帯に「構造改革の急先鋒であった著者が記す懺悔の書」とあります。経済戦略会議議長代理であった中谷巌教授の、昨今の経済状況への感想を述べた本です。

「勝ち組・負け組」なんて言葉が流行した時代の、その時代を作った主役の一人が中谷巌だったに記憶しています。今で言う「格差社会」をプランニングした人ですね。

経済戦略会議で根底としていた新自由主義(ケインズ経済学と対比して語られる新古典派と同義?)が、実はあんまりよくなかったってことが述べられています。

仮説がこうだっが、実はこういう要素が考慮不足だったみたいな話があるのかなと期待して読み始めたのですが、期待外れでした。

どうも本書は、感覚・思い込みで書かれている感が強いです。特に一神教だから云々は、正直ウンザリでした。

かなりの人の人生を苦しめて規制緩和路線を総括するには、あまりに軽薄文章だと感じています。

資本主義はなぜ自壊したのか―「日本」再生への提言 / 中谷巌 / 集英社インターナショナル / ISBN9784797671841

|

« 健康十訓 | トップページ | 新古典派 »

コメント

今朝の日経の「大機小機」でも「経済学者の中にはざんげ録のような書物を出版したものもいる」と批判されてますね。でも私も似たような考えを持っていたので責められない・・・。

投稿: 中川 | 2009.03.14 08:16

>中川さん
日経大機小機の記事は、何だかタイムリーでした。
懺悔録にすらなってないというのが、僕の感想です。

投稿: くろかわポタリング研究所 | 2009.03.14 10:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 健康十訓 | トップページ | 新古典派 »