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2010.02.04

『美しい都市・醜い都市』

稲城市立iプラザ図書館に子どもの絵本を借りに行ったときに、ふと目についた本です。たまに違う本棚を見ると発見があります。

建築デザインについて、な本です。様々な建築雑誌に載った記事をまとめた本なので章ごとにてんでバラバラなことが書いてあり読みにくいのですが、そういうコンセプトのもと編成された本なのでしかたない。

表題の「美しい」「醜い」について。この感覚は主観的なものであり、見る立場によって評価が違うと著者は述べています。建築を学ぶに従い感覚が歪められるのか。

この違いがあることを前提として、首都高速(日本橋の上の道路)の地下化計画や渋谷川暗渠撤去(春の小川再生)を酷評しています。著者の意見も極論なのですが、首都高速を一方的にダメと決めつけるのはよくないと思い知りました。

面白いのが、平壌の都市計画に関する章。本書で取り上げている幕張やつくば、私が以前住んでいた港北ニュータウン、いま私が身近に接する多摩ニュータウンや西新宿高層ビル街など人工的な計画都市はたくさんありますが、平壌ほど統制の効いた人工都市はないだろうということが盲点だった。著者も表面的にしか街を観察できなかったそうだが、それでも興味深い記述です。CasaBRUTUS2005年7月号が平壌特集だったらしいのですが、図書館とかにあるかなあ。
美しい都市・醜い都市 現代景観論 / 五十嵐太郎 / 中公新書クラレ / ISBN4121502280

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