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2010.06.14

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

ライトノベル的表紙と挿絵ですが、経営書に分類すべき「マネジメント本」です。ドラッカー『マネジメント』を、企業経営意外に適用できるか?というのを狙ってみたということでしょうか。

高校野球の女子マネージャーって、組織をマネジメントする役割でなくアシスタント的な役割を期待していることが多いのではないでしょうか。必要な雑用係として。野球部の変革を目的として女子マネージャーになる人ってどれくらいいるんでしょうね。でも、主人公みなみは変革を目的として女子マネージャーとなり、実際にドラッカーを武器に変革をして見せます。変革のダイナミズムと高揚感をこの小説で味わうことができます。

大著『マネジメント』を要約した【エッセンシャル版】ですら内容が多く重いのですが、この本ではさらにポイントを絞ってドラッカーの文章を引用しています。そして、小説に適用するという技法。ドラッカーを、身の丈の感覚で認識するためにお勧めする本です。

奇跡的に発案される戦術や、後半のドラマの強引な進行にちょっと困惑もありますが、このへんはライトノベルとして楽しみましょう。

マネジメントに要求される資質「真摯さ」。これを追求したのが、この小説でのみなみの行動と言えるのでしょう。ドラッカーを読んだだけでは非常に漠然としていた概念でしたが、この小説で意味するものが見えてきたと思います。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎 夏海 / ダイヤモンド社 / ISBN : 978-4-478-01203-1

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