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2011.01.03

『誰も教えてくれない男の礼儀作法』

「小笠原流」の宗家による礼儀作法の心得を書いた新書です。

小笠原流は堅苦しいカタチを覚え込むものというイメージがありますが、それよりも相手を敬う気持ちが大切だと説きます。そのうえで、敬うに相応しい動作があるだけです。このあたりは茶道の作法と同じですね。

小笠原流は、武家の作法とのこと。本書を読んでいても、主人を敬うためにあるべき行動、そして高い地位にある者の心構えが書かれています。封建社会の身分制度が色濃く反映されていると言えるでしょう。現代でも官僚主義的な役所や企業においてホワイトカラーとして仕事をしていくには必要不可欠な知識とも言えます。

逆に、封建制度を強く嫌った戦後教育において、こういう礼儀作法が人々から消えたようにも思います。本書に書かれる礼儀作法はリベラリストから見ると眉をひそめそうなところも多分にありますし。そもそも封建時代においても国民の大部分は武士の礼法なんか関係ない世界で生きていたはずですし。

エリートとして世の中を渡っていく気持ちの強い人にはぜひ読んでおいてもらいたい本ですね。

誰も教えてくれない男の礼儀作法 / 小笠原敬承斎 / 光文社新書 / ISBN9784334035877

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