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2011.03.06

『加害者家族』

犯罪の被害者や被害者家族は犯罪により生活が打ち砕かれ、悲しい日々を送ることになる。加害者家族も同様、いやそれ以上に苦しんでいるということを本書で描いている。

勧善懲悪が好まれる日本において、被害者側は善=正義で、加害者側は悪だ。犯罪に関わっていない加害者家族も「悪」側に分類されてしまう。日本の社会においては、救うべき対象とされないことが多い。それどころか、糾弾の対象として徹底的に攻撃を受け、生活を破壊される。例えば、犯罪者を育てた親が悪い、などの言い掛かりをつけて。

この風潮は、2ちゃんねるやツイッターなど個人が発信できる道具を持った現代ではさらに強まっているのだろう。被害者・加害者の個人情報がインターネットで出回ることは、今や当然になっている。個人情報を手に入れ2ちゃんねるに掲載したらネ申と讃えられるんだし。

被害者周辺のことについてもも加害者周辺のことについても、好奇の目で見ることは避けなければいけないと思う。好奇の対象として事件を追うマスコミは醜いものとの認識が必要。好奇や感情を排した冷静な報道が望まれます。

我々ネット住民も、事件を好奇で捉えて祭りに参加しないような心掛けが必要です。

本当に必要なのは、事件に対し真正面から真剣に向き合うこと。本書では当然の方策として書かれていますが、ハードルは相当高いはずです。

加害者家族 / 鈴木伸元 / 幻冬舎新書 / ISBN9784344981942

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コメント

はじめまして。
時々拝見させていただいております。
また、私も尾根幹線は良く走っております。

記事を読ませていただき、常々感じていることを書いていらっしゃいましたので、思わず書き込みいたしました。

部外者は事件そのものの真の原因を知る事はできないですし、そのような限られた情報でいい悪いを声高に叫ぶのはどうかと思いますね。。。

段々暖かくなってきましたね。
これからも楽しみつつ自転車に乗りたいですね☆

投稿: 自転車乗りH | 2011.03.07 21:45

>自転車乗りH
あまりブログで自転車のことを書けていませんが…暖かくなって、さらに自転車に乗るのが楽しみになる季節ですね。

投稿: くろかわポタリング研究所 | 2011.03.09 06:34

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