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2011.03.30

『官僚たちの夏』

高度成長期の通産省を舞台に、天下国家のためを思い出世競争を繰り広げる官僚たちを描いた小説です。

ネクタイを外しランニング姿で執務する豪気な官僚である風越が主人公。この主人公が夢見た法律が挫折し、一旦は甦ったかにみえた主人公も挫折の念で物語は終えます。

官僚と政治家の関係。官僚と財界との関係。どちらが上と言うこともなく微妙な力のバランスで成り立っている様が描かれています。物語の土台に自由経済と統制経済の主張の対立を置いて描いているのも、いい緊張感をもたらせています。

実際の官僚はどういう世界で生きているのでしょうか。天下国家を論じ、ぜひ日本を危機から立ち直らせてもらいたいものです。

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