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2011.04.08

『コミュニティを問い直す』

人間の社会への関わりについて書かれた、社会学の本です。

社会学の本らしい文体。話題がまとまらず、散文的になっています。著者の考えがきちんと頭に入ってきません。社会学専攻の学生たちは、こんな文章を読んできちんと理解しているのだろうか…

そんな中で気になった論点を2つ。

まずは、土地所有とコミュニティを関連付けて論じていること。私の住んでいる地域では地主が町内会役員や民生委員など町のコミュニティ作りに奔走しています。お金持ちの趣味かなとか、コミュニティ発展が街の価値を上げて地主の資産向上に寄与するからかなとか思っていたのですが、土地所有のコミュニティに持つ意味を自然と受け止めている活動なのかもしれません。

もうひとつが「空気」について。以前「KY」(空気読めない)なんて言葉が流行りましたが、あれは苦手でした。明確に伝えられることのないルールを悟ることを強要されるのです。実は「空気」を作る一部の人間がいて、周囲はその空気メーカーに追従するというのが実際のところでした。そんな窮屈を厭わない人々がたくさんいるんだなあと感心すらしたものです。そんな窮屈さに関する説明が書かれていて、安堵を覚えました。

コミュニティを問い直す─つながり・都市・日本社会の未来 / 広井良典 / ちくま新書 / ISBN9784480065018

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