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2011.05.09

歩留まりほぼ100%

ユッケ食中毒事件が連日報道されています。店と卸の攻防に関心が移ってきています。

そのなかで、店は卸から無加工で生食可能であると解釈できるメールを提示しています。「ユッケ用サンプルできました」「歩留まりほぼ100%です」と記載されているメールです。この歩留まりに関する部分が、とても気になりました。

報道によると、牛肉を生食するにはトリミングという表面削り落とし作業が必要とのこと。店と卸の攻防では、トリミングを店と卸のどちらで行うことになってたかということ。

店はメールの「歩留まりほぼ100%」を根拠に、トリミング済みの肉を卸が納入すべきだったと主張しています。この主張に対する刑事・民事の判断は、今後の捜査と裁判で争うことになります。

刑事・民事の責任がいずれにあるにせよ、歩留まりメールを店でのトリミング不要の根拠とするのは、ビジネスとしてはひどいです。店での加工手順を決める際の論点は、肉がトリミング済みであるか否かです。この判断において「歩留まりほぼ100%です」という文章からトリミング済みであることを推測しているにすぎません。直接にトリミング済みであるかを確認していないのです。

食品流通に限らず「ここでこう言っているのなら、この件はこうなっているはず」と推測で判断し、のちにトラブルになることはよくあります。ビジネスにおいて、コミュニケーション不足は致命的ミスにつながることが多いのです。

ユッケ事件において店と卸がどのような関係にあったかはわかりませんが、今回の事件もコミュニケーション不足が引き起こしたのではないでしょうか。

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