« 伊丹へ | トップページ | 企業の目的 »

2011.05.07

『外様大名40家』

江戸時代の外様大名について、戦国時代から幕末にかけての家の経緯をまとめたものです。

この時代は、個人ではなく「家」が重要視されていたことがよくわかります。個人は家のための駒の一つでしかありません。大名家は一族だけでなく家臣を抱えた大きな集団。現代の会社組織よりも遥かに大きな権限と責任を組織員に対して持っているのですね。

藩に主権を持たせて経済運営まで任せられているものの、幕府の強大な力にひれ伏すしかない大名の世渡りの難しさも見て取れます。

本書の後半は、外様などの大名40家をピックアップして簡潔に経緯を書いているのですが、物語性のある事件までさらっと書かれていて無味乾燥な文章になってしまっています。大名インデックス的にはいいかも知れませんが、歴史ファンには物足りない内容でしょう。

外様大名40家 「負け組」の処世術 / 榎本秋 / 幻冬舎新書 / ISBN9784344981904

|

« 伊丹へ | トップページ | 企業の目的 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 伊丹へ | トップページ | 企業の目的 »