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2011.08.16

『江戸の卵は1個400円!』

江戸時代の物価を見ることによって、江戸時代の町人経済を理解してみようという本です。

いろんなジャンルに分けて江戸時代の物価を示しているのですが、どうも散文的です。物価について書いている補足説明が素人っぽく、あまりこの物価で経済の様子がわかるとは言えません。

江戸風俗を見るという観念ならもっとそういう視点で攻めてほしかったし、江戸経済を見るというならもっと経済学的裏付けが欲しかったところです。

物価に関して本書を通して読んでみると、江戸時代はやはり貧富の差が相当激しかったようですね。「庶民」に手が出ない物価のものがたくさん登場します。貧富の差に伴う悲壮感などは出てきませんので、案外町人はそういうものを受け入れていたのでしょうか。

丁稚奉公がほぼ無給だったり、一部で貨幣経済が浸透しきっていない部分もあったのですね。農村ならなおさらでしょう。金、銀、銭と異なる通貨制度が混在していてそれぞれ変動為替レートで運用されていたのはびっくりです。よくそんなことができるなぁ…幕府の経済幕僚がどうコントロールしていたのかも気になるところです。

江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし / 光文社新書 / 丸田 勲 / ISBN 978-4-334-03617-1

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