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2012.03.27

『レバノン』

iTunes Storeでトップページにあった映画をふとレンタルして観てみました。

1982年のレバノン侵攻をイスラエル軍の一台の戦車の中から描いた作品です。

狭い戦車で外部からの情報はほとんどなく、士気は最初から下がりっぱなしで指揮官の指導力もない。そんなどうしようもない状況で物語が進みます。戦車外の映像を戦車のスコープだけから映すという手法で、情報の隔絶感を視聴者にも味あわせています。

戦場の孤独さを描くことが本作品の主眼だったんだろうと思います。実際、戦場の孤独さを作品を通して感じました。でも、気になったのが、このような極限の状態での組織の動かし方です。

物語では戦車の指揮官、隊の総指揮官、本部という3層の階層構造が描かれています。しかし、本部と隊との情報は最初から隔絶していて、現場で強い統率力を発揮していた総指揮官ともだんだん隔絶されていきます。その中で現場の中にいて指揮しなければいけない戦車の指揮官が甘っちょろいのが本作品の設定なのです。

わずか4人のリーダーですが、それでもあらゆる限りの情報を集め、部下を鼓舞し、信頼させ、チームのパフォーマンスを最大にして任務を遂行しなければいけないのです。過酷な戦場においてリーダーシップを発揮しなければいけないのが、現場のリーダーなのです。いろんな国の士官養成学校では、こういう時に力を発揮するリーダーシップを身につけるべく訓練が行われているのだとは思うのです。イスラエル軍の士官養成はどんな体制なんでしょうね。

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