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2012.06.16

『あやまち』

この本を手に取ったきっかけが思い出せないのですが、非常にタイムリーな読書になりました。そんなわけで、かなり初期に自分の中でネタバレしてしまいました。

都会の匿名性。自分が相体している人の正体なんてわからないし、そもそも自分の得体だって周囲にはわからない。それでも運命が存在して、特定の人間と関わり合いながら人生を歩んでいくのです。匿名的な他人と運命の人に明確な区別なんかありません。

このさきを書き進めるのもネタバレになってしまうので、続きページに書きます。

学校の同級生だって会社の上司同僚だって、つまるところ得体が知れない人だし、それは恋人にだって言えること。それでも人してコミュニケーションを取りながら相手をどんどん信用していくのです。

最近逮捕されたオウム事件の菊地直子。城山町で一般男性である高橋寛人容疑者と生活していました。高橋寛人は当初は桜井千鶴子が指名手配飯だと知らずに親交を深め、信頼するようになったんだと想像できます。その結果、犯人隠匿ということになってしまうわけです。高橋寛人の「あやまち」がどの時点で起こったのか。人間として、桜井千鶴子が菊地直子であると判明した時点で通報すべきであったか、二人で隠れ通す道を選ぶべきだったのか…

菊地直子逮捕後にこの作品を読むと、エンディングが非常に後味悪くなってしまいます。


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