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2013.01.21

『山手線に新駅ができる本当の理由』

品川車両基地跡地再開発に関する意見を綴った新書です。

東海道新幹線に品川駅を新設し全列車停車駅にするなど、JR東海は東京の入口を品川駅にシフトする雰囲気があります。中央新幹線の始発駅を品川にするとのことなので、その流れは決定的でしょう。(橋本に中央新幹線の駅を設置するなら、東京の西側ではなく東または北側に始発駅を設置した方が東京全体の利便性が向上するとは思うのですけど。)

品川は羽田にも近く、成田にも直通の電車が通じています。京急蒲田駅の改修と成田スカイアクセスの開通で、両空港への利便性のバランスもよくなると期待できます。(今のところ速達特急は日暮里まで行かなきゃいけないですが)

その「東京の入口」にシフトしようとしている品川地区にはJR東日本の品川車両基地があり、これが東北本線の東京駅延伸で不要になるとのこと。ここにきて大きな都市開発の場所ができることになりました。この再開発の重要性を本書に渡って説いています。

一次造成して大規模分譲を行った近隣の再開発事業を批判し、施設作りまで一体開発すべきであると本書は説いています。事務所の床面積だけを確保するのではなく、曜日問わず賑わう街づくりをすべきだと。その成功例として、森ビルによる六本木ヒルズ、三菱地所による丸の内再開発を挙げています。

高度成長期は渋谷・新宿・池袋・梅田・難波といった巨大ターミナルに私鉄系百貨店を中心とした商業施設群が密集し、街づくりとなりました。(新宿の場合は貨物駅再開発と浄水場再開発もセットですが) 街としては、それぞれかなり魅力的なものが完成しており、賑わいも過剰なくらい創出できています。しかし、これらの巨大ターミナルは各施設の事業者が分かれていることと、その後の継ぎ足し継ぎ足しで非常にわかりにくくなっています。こうした反省を生かし、品川ではどのようなプランが出てくるのか、そうして品川が既存の商業集積地などとどのように共存していくことができるのか、将来が楽しみだし、不安でもあります。



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