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2013.08.16

『田舎暮らしに殺されない方法』


定年退職後に田舎暮らしをしようとしている都市のサラリーマンに対する警告の書です。

もともと論説文ではなくエッセイなので論理の整理は行われていないのですが、それでもずいぶんとヒドい文章でした。自分の主義主張が非常に少ないサンプル数の自己の経験だけを一般化して検証されているため、いわゆるトンデモ本当はの域を出ない仕上がりです。

(1) 老後の田舎暮らしはダメ
(2) 酒を飲むのはもってのほか
(3) 都市のサラリーマンは自立できなかった体たらく
という主張が脈絡なく登場して、本書の趣旨が不明のまま終わってしまいます。

それは置いておいて…

本書を手に取ったきっかけは、山口連続殺人事件です。逮捕された容疑者は集落に馴染めず、といった報道がされていますが、SNS等では根拠不明のままいろんな噂が飛び交っています。都会から戻ってきた容疑者が浮いた存在になり村八分になっていたという噂です。

この噂は本当かわかりませんが、本書でも噂とほぼ同様の事例が取り上げられています。閉鎖体質が、より地域の孤立を深めてしまう現実があるはずなんですが、そんなことより目の前の損得と嫉妬で動いてしまうのが人間なんですよね。


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