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2013.08.11

『「都市縮小」の時代』


デトロイト市が破綻するなんてニュースが最近ありました。破綻の原因はデトロイトの中心産業であった自動車生産の郊外化、海外化でデトロイトでの精算が縮小し、デトロイト市そのものの規模が小さくなってしまったことだと言われています。

日本の夕張市破綻の構造にそっくりだと感じました。

ところで、先進国ではこれからいろんな都市が縮小に転じます。日本でも地方都市はどんどん縮小が始まっていますし、東京でも縮小に転じるまでの時間はそれほど長くありません。そんな「都市縮小」の時代に、都市が生き残るためのヒントを与えてくれる新書です。

日本は近年、大規模ショッピングセンターの台頭で中心市街地が壊滅という独特の都市環境に見舞われています。これを教訓にコンパクトシティなどの概念が取り上げられていますが、なかなか成果に結びつけているところは少ないようです。そのうちはるひ野に隣接する多摩ニュータウンの諏訪・永山地区は極度な高齢化とそれに続く大縮小がやってきます。諏訪二丁目団地=ブリリア多摩ニュータウンのような建て替えで新住人を増やす手法も、東京全体が縮小に向かう環境下では繰返すことも難しいでしょうし。

大事なのは、拡大政策を無理に引っ張るのではなく、きちんと縮小を受け入れることだということですね。そのうえで、反映していた時代の都市資産を後生でどう活かして魅力を高めるか。これは都市それぞれの歴史や性格に応じて考えていくべきです。

各都市が、うまく縮小政策を取ることができるか。これは私たち世代の老後の生活、子ども世代の社会参加にも大きく影響することですので、とても気になります。


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