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2013.10.20

『これから特許の話をしよう』

大手化学メーカーの特許部に勤める技術者による、特許の歴史についての本です。

著者が、著者の奥様と会話する形式で書かれています。

国家(政権)の特許戦略を、国の産業政策や戦争と関連付けて歴史を追います。いままで、特許が国家間の駆け引きになるようなことはあまり想像していなかったのですが、実は国ごとの特許戦略が国家産業の国際競争力に大きく影響するのですね。

アメリカ国家草創期のケリー=ベッセマー製鉄法など、アメリカが単なる植民地から工業大国になるための特許戦略をみると、特許って大きな力があるんだと感じます。ハネウェルの401号特許事件でも、力を付けてきた日本の精密機器産業に大打撃をもたらせていますね。

本書は2011年3月発行なのですが、これ以降の特許トピックスとしては米アップルと韓サムスンのスマートフォンにおける特許紛争なんかがこの分野では目立っていますね。(もう、日本は蚊帳の外か?)これらが米韓の競争力に、そして超大国中国の台頭にどういう影響を及ぼすのか、特許の分野は目が離せませんね。


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