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2014.07.05

『補給戦―何が勝敗を決定するのか』

ロジスティック論の本です。

戦争ものに慣れていない僕にとってはかなり難解な文章で、書き方は冗長で、要点がわかりづらい本でした。予めヨーロッパの戦争史をある程度知っている読者を想定しているのでしょうね。

戦争における食料や武器の補給は本国から後方基地を経て前線に送られるものだという思い込みがありました。でも、昔は違ったのですね。進軍したら、その進駐先にある田畑の作物を収奪すればよい。今だったら倫理的に許されませんが、一昔前の戦争って、そういう非人道的なものだったんですよね。今でも発展途上国の内戦などはそのようにして進めているのかもしれませんが。

第一次世界大戦、第二次世界大戦など、鉄道が発達してからの補給も、なかなかうまくいかなかったことが詳細に書かれています。鉄道が貧弱だったのか、楽観的な鉄道輸送能力計画に基づいた大規模な軍隊を前線に送ってしまったか、結局のところ輸送能力不足で前線の資材が不足してしまうのですね。

米軍のアフガニスタン侵攻の際に自衛隊がインド洋上補給などを行なっていましたが、ずいぶん小さな仕事をしているなという感想を持っていました。でも、米軍の兵站を維持する上で、かなり重要でボリュームのある支援だったのでしょうか。

軍の規模が大きくなり、出て行く場所も拡大しという時代には、いかに大量の人員と武器と資材を供給するか、これがかなり大事になっているのでしょうね。


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