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2014.12.31

『将棋の子』


プロになるためには厳しい試練と狭き門を通らなければならない将棋の世界。それでも、多くの少年がプロを夢見てプロ予備軍である奨励会で競い合っています。みんな、地元では敵なし、道場でも皆が一目置く存在なのに、いざ奨励会に来てみると勝負の世界の厳しさをまざまざと見せつけられ、そこで揉まれます。

そんな厳しい場所にも関わらず、実際にプロになれるのは一部の人だけ。多くはプロ昇格を断念して、奨励会を退会していきます。

このドキュメンタリーは、地元道場で強豪だったにも関わらず奨励会で結果を残せず、夢破れて去っていった一人の青年のその後の物語です。

経済的にも精神的にも辛い生活を続け、しまいには居所を周囲に隠す事態に追い込まれる経緯が、著者の視点で鋭く描かれます。厳しい現実です。


将棋に限らず、スポーツや芸能など、類似の現実は数多あることなんでしょう。華やかなトップ棋士の活躍の裏には、こういう厳しい現実もあるのだと。


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2014.12.29

スケート

ここ数年、年イチ程度の頻度で行ってるこどもの国のスケート場。息子の友だち家族に誘われ年末の日曜日に行ってきました。

今回スケートしたのは3年生男子3人+各々の父親。最初の一歩はおっかなびっくりだけど、数分で氷の感覚に慣れ、氷上の移動はできるように。そのうち1人は果敢にもいろいろ滑走して転倒・衝突しまくっていたけど、うちの息子はそこまで大胆な滑走はできなかった。ややビビり。

付いてった父親は…みんなヘトヘトです。もう、スケートリンクに3時間も立ってられる体力なんてありませんよ。

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2014.12.28

『それをお金で買いますか』


「白熱教室」で有名になったマイケル・サンデルの著書です。
いろんなものが市場化されるなか、道徳的な価値観について金銭的尺度で数値化され、売買されることの是非を議論している本です。

資本主義経済システムにある社会的主体のほとんどは「株式会社」であり、株式会社の使命は利益を出すことですから、いろんな主体がいろんなところに目をつけて利益の源泉としようと躍起になることはある程度仕方ないこと。でも、だんだん歯止めがかからなくなっているではないかというのがサンデルの意見なのでしょう。

道徳的に躊躇いのあることで市場化されてしまっている事例として、売春が挙げられます。売春を是とするか非とするかは、いろんな解釈があり、世間全体で定まった是非はまだないと感じています。売春容認派は、売春婦は自らの選択で金銭を得てサービスを提供しているのであって、他の経済活動と何ら変わらないという意見が多いのではないでしょうか。しかし、売春婦は金銭的に困窮しており、性サービスを提供するしか選択肢がないとなれば、話は別です。金銭という人格とは別の判断材料を強制力を持って押し付け、結果として望まない行為を行なわざるを得ない状況に追い込まれているのではないかという考えもあります。経済的強者が、経済的弱者に対し札束で人格を奪っているという言い方もできるでしょう…

まあ、こんなことを、他の事例も持ち出して「市場化」に対する課題提起をしています。

日本では、一時期流行った「小泉旋風」で市場化が大きく進んだイメージがあります。アメリカでは、さらにその先を行くのでしょうね。何が市場化されるべきか、何は市場化を阻止しなければいけないか、これは国民それぞれが考え、何らかの形で(公には、選挙の投票活動という形で)表現しなければいけないのでしょうね。

追記:この本、なぜか文庫サイズよりちょっとだけ大きい。ブックカバーが入らず、困りました。なぜ?

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2014.12.27

将棋教室

比較的通いやすいところで将棋教室を見つけたので、息子が妻に連れられて教室へ。「ドリル」的なプリントを解いて先生の指導を受けるのと、子供同士の対局を先生が観戦し、感想戦で先生の指導を受けるのが主なよう。

教室となると将棋がゲームじゃなく勉強みたいになってしまい興味を失ってしまう懸念もあったのですが、楽しく教室を終えたようでよかった。

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2014.12.26

金沢将棋2 レベル2

iPhoneアプリ「金沢将棋2」のレベル2に後手で対局。四間飛車で美濃囲いを組むところまではできたんだが、その後どうやって攻めたらいいかわからず右往左往している間に大駒をドンドン取られて劣勢になる流れ。最後は香+金でギリ勝ったが、ひどい棋譜。もうちょっと勉強したあと、こんなヘボい将棋からの成長を味わうために記録しておこう。

金沢将棋2 棋譜
対局モード:通常対局
対局タイプ:対コンピュータ戦
あなたの手番:後手
コンピュータのレベル:レベル2
駒落ち:平手
手数:100手
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▲6八飛 △3四歩
▲4八銀 △4四歩
▲7八飛 △4二飛
▲3八金 △6二玉
▲4九玉 △7二玉
▲3九玉 △8二玉
▲7六歩 △7二銀
▲6六角 △5二金左
▲7七角 △3三桂
▲8六歩 △4五歩
▲6八金 △4六歩
▲1六歩 △4七歩成
▲同金 △4五桂
▲2二角成 △同飛
▲3三角 △4二飛
▲1一角成 △5七桂成
▲同金上 △4六歩
▲同金直 △4五歩
▲3六金 △3五歩
▲4三歩 △同飛
▲4四香 △4二飛
▲9四桂 △同歩
▲4二香成 △同銀
▲4五金 △4一香
▲2一飛 △3一桂
▲2二馬 △4三銀
▲3一飛成 △4四銀
▲同金 △同香
▲同馬 △5四角
▲2八銀 △4三歩
▲3五馬 △4五金
▲1三馬 △6五角
▲4七桂 △5六金
▲2三馬 △5七金
▲同銀 △4七角成
▲5六馬 △3八金
▲同飛 △同馬
▲同玉 △5九飛
▲8八角 △8七桂
▲7八銀 △7九桂成
▲8七銀 △6九成桂
▲4九金 △5七飛成
▲同馬 △6八銀
▲3五馬 △5九銀成
▲5四香 △6八成桂
▲同馬 △4九成銀
▲同玉 △5四歩
▲4一飛 △4五香
▲3八玉 △4七金
▲4九玉 △4八金
------------------------------

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2014.12.23

『決断力』


将棋界のトップに君臨する羽生4冠の著書です。勝負や研究に関しての持論の展開。約10年前の本ですが、考え方はまだまだ新しいですね。

7冠を成し遂げた後このまま後退してしまうかもしてないという不安があったはずですが、自身の将棋への向き合い方が確立していて揺るぎない。棋界トップに君臨すべき精神力を持っていることが著書の隅々から伝わってきます。

「常に前進を目ざさないと、そこでストップし、後退が始まってしまう。」「決断は、怖くても前に進もうという勇気が試される。」
将棋などの勝負の世界でなくとも、ビジネスの世界でも必要な心掛けです。やはり、将棋はただの娯楽の盤ゲームではない強烈な威力がある…


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2014.12.22

将棋アプリに勝てない

将棋を気にし始めて2ヶ月くらい経つのですが、なかなか上達しません。そもそも修行が足りないってのもありますが、定跡の手順をなかなか覚えられないし、駒の効きを盤上で把握する認識力は小3の息子に比べて圧倒的に劣るなと感じています。

それでも実戦をある程度積んで棋力を養いたいわけですが、ネット将棋に参加しても相手に迷惑をかけるだけ…というわけで、将棋アプリのCPU相手に指すわけです。

とりあえず、i羽生将棋の対コンピューターの対局なんかやったりするわけです。

CPUはLevel1、Level2、Level3と3段階の強さがあります。Level1には、だいたい勝てるようになってきました。しかし、Level2に全然勝てなくて苦しんでいます。

Level1はこちらの駒組みに関係なく無謀に攻めてきて、簡単に大駒(飛車・角)を取らしてくれます。ただ、定跡を全く無視して適当な初手を打ってくるので、こちらの棋力向上にあまり役に立たない印象。

で、Level2。これが僕にとって強敵です。僕はまだあまり定跡を覚えておらず、しかも序盤が組み終わった後の攻め方をほぼ勉強していない状態。これで対Level2と対局すると、定跡から外れて誤った手を指すとすぐにそこを咎めてきて、あっという間に駒損になってしまいます。これが厳しい。しかも、中盤に差し掛かるとこちらの打ち手がなくなることもしばし。CPUが定跡通りに隙なく組んでいるんですよね…

というわけで、基本的な教科書をキチンとマスターしているかが問われるようにCPUのロジックが組んであるように感じます。ある程度勉強した後、Level2で復習なのかな。

そんなわけで、ネット将棋まで進むのにはまだまだかかりそうです。

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2014.12.21

大河ドラマ


今年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」でした。

ふだん時代劇などは観ず、大河ドラマもちゃんと観たことはありませんでした。ところが、この軍師官兵衛は気になって、年初からずっと通して観ていました。

主人公の官兵衛(黒田孝高)は播磨・姫路に生まれ育ち、御着(加古川市)の小寺家に仕えるも畿内の織田vs山陽山陰の毛利という覇権争いに揉まれ、織田方の羽柴秀吉に仕えることになるといいうストーリーです。この織田vs毛利の長年の争いのなかで播磨という場所が微妙なわけですが、その東隣である摂津でも大きな事件があります。それが有岡城の戦い。この有岡城のあった場所が現在の兵庫県伊丹市のJR伊丹駅西口付近。惣構えの大きな城ですので、白雪の酒蔵などがある辺りも城内なのでしょうか。

有岡城の戦いで最終的に破れ逃走した荒木村重という戦国武将は、あまり歴史本でも名が出てこず、有名ではありませんが、有岡城の戦いは伊丹市域で起こった歴史的大事件ですので、伊丹市民には(伊丹市で中高時代を過ごした人には)「聞いたことある歴史的人物」的な人です。この荒木村重が大きく取り上げられるということで、興味を持って大河ドラマを観始めました。

有岡城の戦い事態も数週間に渡り描かれており、その前後では荒木村重もかなりのウエイトで描かれていました。このシリーズのうち5月〜6月の主役は黒田孝高ではなく荒木村重ではという取り上げられ方で、伊丹市民としてかなり満足度の高い有岡城の戦いの映像でした。

この大河ドラマでは荒木村重の謀反から有岡城の戦いは、のちの明智光秀の謀反による本能寺の変への伏線として重要に扱われていました。中学校の日本史の時でも、そういう脈絡は全くなく、単独の事件として有岡城の戦いを教えられただけですので、その事件の日本史における位置付けは全く知らないままでした。播磨出身の武将を物語を通じてですが、伊丹の歴史を深く学べてよかったです。

正直、伊丹市民としての大河ドラマへの興味はそこまでだったのですが、結局その時点で半年も観ていたし、その後も中国大返しから文禄・慶長の役、関ヶ原の戦いと、物語が急ピッチで激しく動くことがわかっていたので、目を離すことができず、年末まで観ることになりました。

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2014.12.18

将棋の覚え方

息子が将棋に興味を持ち出してから2ヶ月くらい経ちました。いまだに興味を失っておらず、僕の休みの日や早めに帰宅できた日は対局します。

いつまでもヘボ将棋を指してる訳にもいかないので、息子は息子で、僕は僕で勉強中。

息子は、将棋入門ドリルを解いたり、ネット将棋の将棋ウォーズで対局したりして勉強しています。息子でも勝率0.33くらいは取れて、きちんと勝負になってるのがすごい。子供向け入門書を買って盤に駒を並べながら読むように言ってはいるのですが、そこまではなかなかしない様子。

で、僕はというと、なかなかこれと言った勉強方法が見つからず悩んでいました。ネット将棋をやってもコテンパにやられるだけだし、入門書を読んでも全然頭に入らない。そんな中でも試行錯誤していたのですが、おおよそ勉強する方向性が見出せて来たように感じます。

こんな組み合わせ
(1) 入門書 … 子供向け入門書をそのまま使用。ちゃんと盤に駒を並べて読む。
(2) 将棋練習アプリを使う。
(3) 大人向けドリル本を解く
という手段をミックスしながら、(1)定跡=序盤の指し方 (2)手筋=中盤の指し方 (3)寄せ・詰め・逃げ=終盤の指し方 をバランスよく勉強していけばいいかなという感触です。
これを、息子との対局やら、アプリCPUとの対局で実戦使いして、覚えていけそうです。

アプリCPUはそんなに強くないとのことなので、これにだいたい勝てるようになってきたら、将来的にはネット対局や、千駄ヶ谷などの道場で指すことにしましょう。

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2014.12.17

『彗星物語』


宮本輝の若干古めの小説。AmazonのKindle Shopうろうろしてたら気になってダウンロード。

大家族+留学生という物語。いろんな登場人物のいろんな価値観を突き合わせながら、それぞれが成長していく物語です。

物語の舞台が、伊丹市中野。僕の育った街です。「昆陽池」「天神川」「西野のバス停」など、馴染みの地名が続々と出てきて、懐かしい気分。中学生の恭太が、時代背景的に僕と同じくらいなのかな。宮本輝の息子さんが僕の妹=僕の3つ下と同級生だったので、設定としては少し下かもしれないですが、自分の中学生時代に照らし合わせて読み進みました。

しかし、中野を舞台にした小説があったとは…


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2014.12.12

『未完の流通革命』


百貨店「大丸」の元社長である奥田務さんの著書です。

アメリカ留学、オーストラリアでの店舗開店、梅田店開店と華々しい経歴を経て、大丸社長になった人物です。でも、ただのサラブレッドではなく、きちんと経営を身につけ、大丸という大組織で実践して成功した人物です。

札幌大丸の少人数経営や、松坂屋との統合、そして銀座松坂屋立替えに伴う業態変更など、かなり「飛び道具」を使う経営者であるとの印象を持っていましたが、本書を読むとこれらは飛び道具ではなく、きちんと「経営」の基礎力を磨いた上での当たり前を実行しただけなのですね。

バブル崩壊後の流通業の一つの流れを作った偉大な経営者の著書ですが、書かれていることは「当たり前」のこと。世の中の経営ってのが、いかに基礎が大事なのかを痛感する一冊でした。


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2014.12.08

絵本の読み聞かせの会



地元の小学校の学校教育ボランティアで、授業前の朝会での絵本読み聞かせをやったりしているのですが、他の人の絵本読み聞かせって聞いたことがないよね。というわけで、大学の先輩が主催している大人の絵本読み聞かせの会に参加してきました。

30人ほどの大人で、絵本の読み聞かせを聞く会。休憩や歓談を交えながら、2時間半ほどで7人の読み聞かせを聞くことができました。

それぞれの読み方、それぞれの絵本への向き合い方、それぞれの感性。読み聞かせという行為にとても厚みを感じました。

さて、今日の経験を糧に、次の自分の小学校での読み聞かせを充実させることができるか。

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2014.12.07

はるひ野小中学校は小中連携を継続するのか。スポーツフェスティバル運営などでの考察。



はるひ野小中学校は「小中一貫教育」の実践学校です。12歳でいきなり新環境に切り替わることなく、10歳ごろから徐々に中学教育に慣れさせることのメリットなどを謳っていますが、経緯的なことを言うとこのメリットは後付けで、中学校を設置するにあたり川崎市の僻地で学区を通常の規模で確保できず小規模中学校を設置することになってしまったことへの対処だったと解釈するのが自然でしょう。

ただ、実際に小中一貫教育のメリットを感じてはるひ野地区に住まいを求めた住民もいるとは思いますので、タテマエを否定するほどのことはないと思います。

しかし、来年度くらいから中学校に入学する人数が増えてきて、学年あたり4クラス〜5クラスになってきそうです。当初想定の2〜3クラスという小規模中学校ではなくなってきました。小中一貫教育でなくてはならない規模的制約はなくなってきていると思います。

そんななか、先日のスポーツフェスティバルの運営で、近所の人との酒席で「あの運営はよくない」との話が盛り上がりました。大規模小学校+普通規模中学校が合同で運動会+体育祭を開催するので、学年あたりの出場種目が減り、運動会の面白味がなくなっているとの意見が優勢でした。

一般的な小学校、中学校並みの種目出場するためには、小学校の運動会と中学校の体育祭を別々に開催する必要があると思います。ただ、別開催となると、小中一貫教育の看板行事がなくなることですし、9学年で一つの行事を行っていくことのメリットも放棄することになります。

昨夜は、数人の意見を聞いただけですが、はるひ野小中学校の児童・生徒やその保護者たち全般的にはどのような意見なのでしょうか。

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