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2015.05.24

『利休にたずねよ』

何年か前に映画化されて話題になった歴史小説です。映画は観ていませんが、大学生時代に茶道部だった(しかもサークル名が「利休会」だった)僕としては気になる本でした(が、買って長いあいだ積ん読でした。)

本書は、利休の切腹の日から時を遡り、章ごとに利休や周辺の人の視点で、利休の茶を語ります。利休の茶道に対する覚悟の堅さがずしりと伝わってきます。

そして、美しい青磁の香合。このアイテムが本書を通して謎であり、利休の茶の魅力の原動力になっているものでもあります。この香合の謂れを解き明かすために、本書は時系列を逆順に進めていく手法をとっています。

戦国時代という、覚悟がなければ生き抜いていけない時代であったからこそ利休は自分の茶を極めたのでしょうか。やはり利休は日本の文化史の中でも群を抜く偉人だったのだと感じました。


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