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2018.06.22

『焼肉ドラゴン』


戦後高度成長期にいわゆる朝鮮部落で育つ姉妹を描いた映画。

戦時の日本の政策と戦後の朝鮮半島の混乱の結果として不法占拠地のバラックで生きている故の複雑な環境。ホルモン屋を営む父は「働いて、働いて、働いて」貧乏ながら子どもらを何とか育てる。貧乏ながらも何とか生き抜いている、という感じ。とても良い暮らしをしているとは言えないが、だからこそ小さな幸せを噛み締め泣き笑いしている。

不法占拠バラックに人生があるとに今まで目を向けてこなかったし、今世紀になって不法占拠バラックはかなり解消している。でも、どう解消したのか、解消する過程でどんな人生ドラマがあったのかは知らない。(在日4世が今や中高生くらいだが、すでに差別もなく安全で清潔な住宅に住み普通に学校に通っていることを願う。)

平成の時代すら過ぎ去ろうとし、戦後日本が忘れ去られようとしているこの時代、いいタイミングで映像化できたのではないかと思う。これから次の時代の日本、戦前戦中のことだけでなく、戦後のことも反省した上で次の時代を築いていきたい。

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