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2018.08.14

『角川短歌』を読んでみた



短歌のKindle本を読み短歌って何か面白いんじゃない?と、少し短歌を追ってます。『現代秀歌』に引き続き『近代秀歌』も読み出したり、『国語便覧』を見だしたり。

そんななか、やっぱり短歌の世界を知るには雑誌じゃないか?(例えば自転車なら「サイスポ」、将棋なら「将棋世界」)と思い、調べる。一般書店で手に入りやすい短歌雑誌は「短歌」(一般的に「角川短歌」と呼ばれるらしい)と「短歌研究」の2誌らしい。コーチャンフォーで文芸雑誌のコーナーに行き、2誌を見比べた上で一見さんお断り感が低めの「角川短歌」を購入。

当然、この雑誌は入門書ではなく、短歌をある程度やってる人のためのもの。読むための前提条件なんて僕はこれっぽっちも満たしていない。それでもまあ読み進めることはできる。棋譜を読めないと観戦記を理解できない将棋とは異なり、扱ってるのは日本語だということと、古典短歌は中高生の頃の国語の時間に習ってることが大きいだろう。

プロの作品紹介と、作歌のノウハウコーナー、特集、読者の投稿コーナーが主な構成か。プロ作品は美しいなというものもあれば、なんでこんなこと短歌にしてるの?醜いし、というのもある。社会批判を謳う短歌はなんだか苦手だなという僕の好みもわかってきたし。(そんなのTwitterやってりゃわかるだろってのはあるけど。)

作歌ノウハウは、今月号(8月号)は推敲について。系統立てて特集しているわけではなく、いろんな歌人が2ページずつてんでバラバラに書いている。統一感なし。これも系統立てて勉強したことがある人が、さらにちょっとずつ上手くなっていくための記事だ。

結社「心の花」の特集が面白い。結社がどんな雰囲気の所かも知らずにこの特集を読んでるのも僕ぐらいだろうが。ちなみに結社とは、短歌を趣味にする人を数十人〜数百人募集して会員にし、短歌を投稿してもらって掲載する雑誌形式の組織。「先生」の評や添削があるのが「結社」で、先生がいないのが「同人」というらしい。国語の教科書で「明星」たか「アララギ」とか目にしたことがあるかもしれないが、あれである。

全体を通して感じたのが、短歌の世界は面倒くさそうな世界だということ。しかし、将棋のように対局相手がいるわけでなく、基本的に独りの世界である。将棋道場にいてもその一局は対局者相手だし、結社に属しててもその歌は独りで作るもの。(自転車だってペダルを踏むのは自分以外にいないけど。)

だけど、なんか、もうちょっとだけ短歌の世界を覗いてみようかなと思ってる自分がいる。


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