『AIエージェントの教科書』小澤健祐
生成AIブームが一段落し、次はAIエージェントとかフィジカルAIとかがやってくるようです。勤務先は物理的なマテリアルを扱わない業態なので、フィジカルAIは脇に除けておいて、AIエージェントですね。情報システム部員には無縁だと知らない振りをしていましたが、だんだんそうもいかなくなり、3連休の課題図書にしました。とっても、野球大会運営や町内会夏祭りの準備の合間での読書ですが。
通し読みして、大反省したことがあります。AIは自律的だしあいまいな対象を扱えるしなので、扱うデータもありものでいいし、運用ルールの揺らぎだってAI側で吸収してくれるんでしょという甘い考えを持っていたことです。本書を読むと、データは時系列、ログ、コンテキストデータ、マスタデータをそれぞれ体系的にまとめるべしという、まるでERP導入の準備みたいなことを言われます。そして、綿密な業務分析。導入の戦略立案から組織整備。こんなの、基幹システム更改やERP・SFA・CRM導入のような、古典的なシステム導入とほぼ同一手順です。AIは何か特別なものという考えは捨て去って、今までの情報システム導入の次のツールが登場した程度に思って、今まで通りにきちんと手順を踏んで導入しなければいけない。AIがユートピアに連れて行ってくれるわけでないことが本書で痛感しました。一歩一歩きっちりと歩んで、ゴールに向かいます。












