『[入門+実践]要求を仕様化する技術 表現する技術~仕様が書けていますか?』
「要求仕様書」の書き方について、説明した本です。
最近の「アジャイル」的な開発手法に真っ向から反対して、昔ながらのウォーターフォールモデルを守っていこうとうしている本です。最初は、「なんて古臭い」と思っていましたが、読んでいるうちに筆者の考えに引きずられていくような感じになります。(終盤くらいになると、僕も絶対ウォーターフォールだ!と思うくらいになります。) 要求の書き出しなんか漏れるに決まっているという考えは、アジャイル的な考えと同じ。ただ、この本では、要求を書く段で漏れに気付きやすくしましょうという考えで進んでいます。なるほど、です。
ところで、「要求」と「仕様」の区別。案外、よくわからないまま開発を進めて行っちゃったりするものです。この区別が明確になり、なんだかすっきりとしました。正直言って、一種(古い!)の教科書じゃ、よくわからないままなんですよね…(それでも試験はなんとかなるもの…)。
変更管理について、もう少し掘り下げて知りたいなと思いました。この本では脇役なので、次は変更管理の知識を身につける本にも取り掛かりたいです。
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