『砂の女』
夏休み、名作の文庫版がたくさん本屋さんの目立つところに並びます。ということで、いつもと趣向を変えて昭和文学です。
かなり突拍子もないシチュエーション。そのシチュエーションを、一冊たっぷり味わったという感じです。
閉鎖空間というだけで不安になる。とにかく逃げ出したくなる。ま、普通考えたら閉鎖空間よりも開放空間のほうがいいから、逃げ出すんでしょうけど。でも、なんで閉鎖空間だったらダメなの? と考えさせられる話。自由を奪われてしまったら、自由を忘れてしまうんでしょうか。
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