« 汁守神社の秋祭り | トップページ | ハイチェアー導入 »

2006.10.04

『美しい国へ』

首相が交代したので、新首相の思いを勉強すべく、手に取りました。

ナショナリズムが強いなというのが、第一印象。

僕は日本という国を愛していますが、それと同等に住まいのある黒川の村や、故郷の伊丹を愛していますし、川崎市や神奈川県も愛しています。そういう視点から見ると、この本のナショナリズムは違和感があります。これについては人それぞれ。

改憲は、安倍さんの夢なんだろうなと思います。実現に向けた動きも、あるのではないでしょうか。

年金議論や教育議論は、一般受けする内容ですね。

ところで、「美しい国へ」という首相のスローガン、某私鉄の企業スローガンからもらったものでしょうか?

美しい国へ / 安倍 晋三 / 文春新書 / ISBN4-16-660524-0

|

« 汁守神社の秋祭り | トップページ | ハイチェアー導入 »

コメント

 ナショナリズムと言うのは、自然と日本が好きになる心を育てるものと私は思っています。おっしゃられている通り、出身地である九州・福岡は今でも、自分が育った土地であるから好きですし、鶴川も何かの縁で住んでいる土地です。その土地を知ることで、日本を見つめることが重要と思います。
 彼の言う、ナショナリズムは、優秀さとかを他国に知らしめしたいがための道具に使おうとしていて、警戒感すら感じます。
そして、経済をアングロサクソン型市場経済にすると言うのも、日本の民族性、習慣をアメリカにしたいとの思惑にしかすぎず、国をアメリカの制度にして、その国を愛せ言う相矛盾する論理です。
 これだけ格差と言われて、貧富によって国民間の嫌悪感が高まっているのに、ナショナリズムで解決できるのでしょうか?ナショナリズムで国民生活が豊かになるのか問いただしたいとまで思います。
 今求められているのは、人口減少時代に入り、多くの国民が生産に参加すること、そしてそれなりの報酬を与えるべきではと感じています。国民全体の富を増やし、融和の中で生産に参加する、仕事を楽しくすることこそが、重要ではないかと感じます。
 彼の政策に再チャレンジと言うのがありますが、これも結局は、民間の人材派遣、請負、就職斡旋企業に請け負わせるだけの政策であり、利権を彼らに与えて、ワーキングプアだけを増やしていくだけのザル政策と感じます。それよりも、市場経済つまり競争する分野を精査するべきではないかと感じます。
 競争すべき分野、そうでない分野。不要な競争が蔓延っているのではと感じています。生産性の競争はいいとするが、サービスをすべて競争させて何が残ったのか?安全が消え去ったのではないかとまで思います。
 「美しい国へ」これ中国語にすると「美国」=「アメリカ」最終的には、アメリカの51番目の州に成り下がるのでは?その危険性も感じます。

投稿: kinotakublog | 2006.10.06 23:26

> 警戒感すら感じます。
僕も、何がしかの「警戒感」と感じているのですが、それがどういうものか、表現がうまくできません。

安倍政権が動き出しましたが、この政権が改憲までこぎつけるほどの力はないかな?という感想。

投稿: くろかわポタリング研究所 | 2006.10.09 21:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 汁守神社の秋祭り | トップページ | ハイチェアー導入 »