『名もなき毒』
変な設定だなぁと思って読み始めました。特に、主人公=杉村三郎の設定が、かなりこじつけ的。でも、結論が出る頃になって「そういうことが言いたかったのか!」と膝を打ちました。
[ネタバレあり]
犯罪者心理を、単純な動機と思わせつつストーリーを進め、クライマックスに至って微妙な心理的動機を持ってきたのは、いい意味で読者を裏切ったというか。
二つの全く関係ない事件を並行して走らせ、最後にホロッとさせる作りも、楽しめました。ちゃんと作ってあるミステリー、ですね。
名もなき毒 / 宮部みゆき / 幻冬舎 / ISBN : 4-344-01214-3
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