『里山の環境学』
各地で「里山」をどのように保全活動しているか、整理した教科書的な読み物です。
そもそも「里山」の定義って、曖昧なんですね。中世から近世にかけて人の手が入り生産活動の場所として利用された自然、てな考えでしょうか。その「人の手が入り」の部分が難しく、それを維持するには「管理」が必要なのが面倒くさい…
里山環境が維持できているかの指標や、具体的に各地でどうなされていたのか記されていて、貴重な情報源となります。神明谷戸(町田市小野路)の活動や、桜ヶ丘公園の活動(多摩市連光寺)など、近隣の活動などが紹介されていて、実際に目で見て確かめられそうなのもうれしい。(じゃ、ちゃんと確かめに行くのか?は、別問題として)
通して読んだだけですが、今後、里山保全活動に携わるときには、必要な部分を熟読、解釈して臨みたいと思います。
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