『人類の足跡10万年全史』
遺伝子分析と考古学検知から、人類が生まれてから今まで、どのように世界中に拡散していったかについての解説本です。
帯に「壮大なドラマ」とあるので物語ふうに書かれていると思っていたのですが、ちと違いました。仮説の提示とその論証というかたちで話は進みます。この進め方は通勤時にチラチラ読むには辛いのですが。
この本でのキーが、ミトコンドリアDNAという、女系の遺伝子。祖先を辿るのは複雑ですが、この切り口だと少しはシンプルになりますね。
大火山の噴火や氷河期など、苦難を乗り越えて全世界に拡散した人類。私の祖先も、そこを生き抜いて私まで命をつないできてくれています。壮大なる、感謝。
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