『金融工学』
「なんだか難しそう」な学問、金融工学を書いた新書です。
大学1・2年生用の教科書を意識した本でしょうか。とても平易に、きちんと書かれています。
平易と言っても半ば数学の学問ですので、数式はたくさん出てきます。通勤列車での読書ですので、きちんと数式を解きながら読み進めたわけではありませんが、何となく金融工学は何を学問としているのかは理解できたような気がします。
週刊東洋経済の野口悠紀雄氏の連載で、「経済学の女王か、金儲けの手段か」という記事があります。金融工学を、少々刺激的に扱った読み物。この記事で「裁定機会」「ポートフォリオの複製」の概念は学習していたのが、この本を読む助けになっていまかもしれません。
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