ノーベル物理学賞
日本の物理学の世界に、うれしいニュースでした。
南部陽一郎はひも理論で有名なんだと思っていましたが、「対称性破れ」での受賞です。南部氏は、大阪市立大学の教授をされていたことがあるのですね。私が習った先生方は、南部教授の講義を受けていた?
素粒子研究の世界は、「物質は素粒子から成り立っている」というよりも、「物質は方程式で成り立っている」と言っていいくらいの概念的な世界。物理学を少しかじった私ですが、それでも取っ付きにくい分野です。
今回のノーベル物理学賞をきっかけに、素粒子論を易しく書いた本が出版されるかな? たまには素粒子論も読んでみようかなという気になってきました。でも、方程式を解く気概はないなあ…
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コメント
私が大学生になった頃KEKの大型加速器(トリスタンでしたっけ?)が完成直前で、未知クォークが発見されるが、注目されていた頃でした。それから25年近くたちましたし、今回の理論が発表されたのは更に前ですから、理論が実証されるまでに長い年数を要したんですね。
僅かな期間ですが理論(素粒子ではありませんが。)をかじったことがあるので、受賞直後の益川先生のコメントの意味はよく判ります。
投稿: とし | 2008.10.10 00:36
>としさん
益川教授のコメントは、科学者としての真骨頂はどこにあるのかを的確に示していますね。名誉でなく、自分の知的探究心のための科学ですね。
特に基礎科学を研究される人は、その心意気を持っていてもらいたいですね。
投稿: くろかわポタリング研究所 | 2008.10.11 18:23