『揺れる24時間“コンビニライフ”』
NHK「クローズアップ現代」のタイトルです。
京都市が、コンビニの24時間営業を規制しようと検討をしているのは、ちょっとしたニュースになりましたね。京都市の場合、検討のきっかけは環境問題です。
クローズアップ現代の内容は、環境問題ではなくライフスタイルの面、そしてコンビニ経営者の過酷な労働実態からコンビニの24時間営業の問題を扱っています。
さて、コンビニの24時間営業がなくなったら…いまの私のライフスタイルでは、非常に困ってしまうと思います。現代社会のその他の構造をそのままで、コンビニだけ24時間営業を規制するとなると、さまざまな場面で困ったことが起きそうです。
私の場合、残業が夜遅くまでなることもあり、帰宅時に何らお店がやっていないとなると面倒です。また、まれにですが早朝作業・深夜作業なんかもあり、その場合はコンビニは生命線です。
このような状況にある人は、けっこう多いのではないでしょうか。
資産に対する経営効率を上げるため、商業施設は営業時間を延長し、工場などは2直・3直にして稼働時間をフルに活用します。それだけで、深夜・早朝労働が生まれます。また、それらの設備のメンテは当然「変な」時間帯に行わざるを得ず、それらに従事する人も深夜・早朝労働になってしまいます。
現代日本はバリバリの資本主義ですから、資産に対する経営効率を上げる施策は当たり前です。昔みたいに大規模小売店舗に営業時間規制を設けるような法律も、経営者団体の猛反発で設けることはできないでしょう。行過ぎた資本主義では、24時間のライフスタイルがになるのが当たり前なような気がします。
コンビニ・ファストフードで年間5648時間程度(16時間営業・月休1日)、大規模小売や工場で年間3130時間程度
(10時間営業・週休1日)くらいに規制すれば、ずいぶんと日本のライフスタイルも変わってくると思うのですけどね。
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