『間違いだらけの経済政策』
中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか』を読んでいるのを見て、上司が「これも読んでみては。」と貸して頂いた本です。
・現在起きている構造改革は、グローバル化
・マクロ政策よりミクロ政策に舵を取れ
・資源、食糧に注力せよ
といったところが主旨です。
丁寧に書かれていて、読みやすく納得性も高い、なかなか完成された本に思いました。
構造改革は90年代のグローバル化に企業が対応することにより成し遂げたもので、その成果が出た頃に小泉内閣が「構造改革なくして景気回復なし」のキャッチフレーズで人気を取ったと解釈する節は、面白いです。
間違いだらけの経済政策 / 榊原英資 / 日経プレミアシリーズ / ISBN9784532260255
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