新宿のルミネエストにある「ナビィとかまど」というお店が、ビル管理をしているルミネと立ち退き問題で揉めていると、ツイッターのタイムラインにいくつかつぶやきがありました。
ルミネ側は賃貸契約は2009年10月末までと主張し、ナビィ側は賃貸契約が2011年10月末までと主張している揉め事です。
職場から近い場所での事件ですので、今日の昼休みに「現場」を見に行ってきました。
場所はルミネエスト(新宿ステーションビル)の7階の飲食店フロアです。ここに沖縄料理店「ナビィとかまど」があります。お店の構えを見る限りではビルと揉めている雰囲気はなく、普通に営業していました。宴会の予約を受けるビラも店前に置かれていました。
しかし、ビルの案内表示を見ると状況が良くないことがわかります。フロア案内にはわざわざ目隠しシールが貼られお店があることが意図的に隠されています。エレベーター横に置かれている小冊子「RESTAURANT GUIDE」(2009年8月発行と思われる)にもわざわざシールが貼られ小冊子上から抹消されています。
店子が居座り、大家が強引に追い出しにかかっている構図が読み取れます。
実はニュースで気になっていたのが、ルミネがナビィに売上支払いを凍結したこと。ナビィの売上はいったんルミネに納金され、賃料その他を差っ引いてナビィに返す仕組みだったそうです。ここが気になりました。お客さんが支払ったお金はルミネに払ったのかナビィに払ったのかが、ルミネの措置の是非に大きく関わると感じました。
ナビィは食事のお店で、弁当を食べてきた私には入りづらい。そんなわけでよく似たトラブルを抱える地下1階の飲食店「ベルク」を覗いてみました…カウンターには行列ができていて昼休み時間内にコーヒーを飲み切るのは困難と、出直しを決意です。
終業後、再度ベルクへ。カウンターの行列を並び黒ビールと生ハムを注文、PASMOで決済。レシートがもらえるかなと思ったのですが、もらえずでした。レシートをお客さんに渡す習慣はないようですね。
でも、レジのジャーナルを見ていたら、ロゴがベルクのものではなくルミネのものでした。私が払ったビール代は、ルミネに支払われています。
ナビィも同様だとすると、ナビィはルミネの「店子」ではなく、納入業者扱いになるのでは?との疑問。そうすると、ナビィはお金を返してもらえないのではなく、納入代金の支払いを受けれないということになってしまいます。ルミネにとっては、頼みもしないものを勝手に納入されても代金を支払えるかってところでしょうか。
このビルが新宿ステーションビルからルミネエストに変わったとき(JR東日本がビルを買収したとき)に各テナントとどのような契約を交わしていたのか、とても気になります。ステーションビルにいたテナントがみんな毎年2割のテナントを入れ替える方針のルミネに付いていけるとは思えないので。