運動会が雨天延期となってしまった土曜日、急遽妻の実家に帰省する計画を立てました。今日だったので受け入れ体制は夕方とのこと。途中で時間を潰す必要があったので、息子が前から乗りたがっていた「路面電車」に乗ることに。
あらかわ遊園の地下駐車場に車を駐めます。雨の日の遊園地の駐車場はガラガラですね。そりゃそうだ。荒川遊園地前駅で、都電荒川線早稲田行きに乗り込み、一日乗車券を購入。
息子は運転席直後席にかぶり付き。娘も息子と一緒になってキャッキャ言っています。周囲は観光ではなく日常生活で乗っているような人で混雑しているので、かなり迷惑…
そうこうしているうちに、王子駅〜飛鳥山の明治通り。道路を路面電車が走る、一番のハイライト区間です。息子は期待通り大喜び。
飛鳥山を過ぎて、どこで折り返そうかと妻と話していると、運転手さんが庚申塚駅に有名な甘味屋さんがあると教えてくれました。さらに沿線スポットとして、飛鳥山公園モノレールをお勧めされました。王子駅を過ぎたところで見えたはずとのことですが、気づかなかったなあ。
庚申塚駅で降りて向かいのホームに行くと、ホームに面して甘味屋さん。鉄道駅ならエキナカという位置付けなのでしょうが、都電の場合はたまたま駅に隣接してるだけというところでしょうか。おはぎがウリのお店みたいなので5色セットを実家のお土産に。
今度は三ノ輪橋行きの電車に乗って王子駅まで。荒川線を降り、JRの駅を潜ると飛鳥山公園。目の前に「飛鳥山公園モノレール」の乗り場がありました。乗り場には案内員の人もいて、スムーズに乗り込みます。出発!とってもゆっくりと動き出します。で、数十メートルで頂上に到着。車内にはエレベーターの操作盤もあるので、どうやらエレベーター代わりに運行されているようです。飛鳥山公園への道は険しいので、このモノレールはお年寄りなどに大助かりのアクセス経路になっていそうです。頂上側の乗り場からは明治通りを走る荒川線、京浜東北線、宇都宮線や東北新幹線などが見れて、なかなか鉄道好きにも見応えがあるのではないでしょうか。
再び王子駅に戻り荒川線に乗車。次の行先は荒川車庫です。古い路面電車の車体が車庫前のスペースに展示されています。運転台に座ることもでき、自由にかぶれる制帽まで準備されています。息子は運転台から離れない。ま、当然。来場者も少なく地味な施設ですが、かなり満足して遊ぶことができました。
荒川遊園地に戻り、プチ旅行は終了。なかなか充実した寄り道になりました。