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2010.10.20

川崎市が大都市制度提唱

川崎市長の19日の会見で、大都市制度の提唱がありました。政令指定都市を県から切り離し、特別市とする構想です。

川崎市は神奈川県の端に位置していて生活的にも経済的にも神奈川県内よりかは東京都との結び付きが強い地域。神奈川県からの「独立」はやりやすいでしょうね。しかし、横浜・千葉・さいたまあたりは市域も県の真ん中だし、県の経済の中心地。県から独立しちゃうと、こんどは県の運用が中途半端になりますね。

大阪は市と府の合併構想なんかも打ち出しているし、この先の大都市に関する議論の行方もまだまだわかりませんね。

ところで「市」は基礎自治体。最小の行政単位です。はるひ野で生活している私からすると、川崎市が基礎自治体であることに非常に違和感を覚えます。

私の勤務は東京都新宿区。周辺もかなりの割合で都内へ通勤されています。生活面でも、稲城市・多摩市の商業施設を利用することが非常に多い。実は公共・福祉面でもこれら隣接市に依存した生活をしています。

しかし、自分が属する基礎自治体の中心地である川崎駅周辺の商業施設を利用することは皆無に近い。川崎市内に出掛けると言っても、新百合ヶ丘くらいにしか行かないのが実態です。私が特例ではなく、はるひ野周辺にすんでいる人の多くは似たようなものではないでしょうか。周辺市には行くのに自分の市の中心地には行かない…基礎自治内の体をなしていないと思うのです。

私の育った兵庫県伊丹市は人口18万人。周辺の川西市や宝塚市もよく似たものです。稲城市や多摩市も、大雑把にみればよく似たもの。これくらいが「市」として実感が持てて、生活の感覚とも一致すると思うのです。

このへんの数字、実は麻生区とも似かよったもの。私の感覚からすると、麻生区で一つの市でいいじゃないか、と思うのです。そうすると、国>県>市の規模感もいびつではなくなるし。

いたずらに大都市制度を議論するのではなく、大都市を分割してしまう議論なんてのは出てこないものなんでしょうか。

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