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2011年1月の19件の記事

2011.01.31

東武博物館

東武博物館
東武博物館
東武博物館
妻の実家(足立区西新井)に行ったのですが時間が余り外出することに。息子が「路面電車の運転したい」というので都電荒川車庫を考えたのですが、ちょっと遠い。スカイツリーは息子が興味を示さず…ということで、東向島の東武博物館に行ってきました。

東武線各駅停車で東向島まで。荒川を渡る鉄橋では正面にスカイツリーが見えて、さすが東武!という感じです。北千住駅前後の線路配線は複雑ですね。荒川を渡ったあとに、日比谷線と伊勢崎線に分かれて立体構造の北千住駅に到着するんですね。

北千住から各駅停車で東向島に到着。この区間の牛田や鐘ヶ淵などはローカル線の雰囲気が漂います。東武伊勢崎線も北千住〜草加は都会の幹線鉄道なのに、より都心に近い浅草〜北千住がローカル線ぽいのは何故なんだろう?

東向島駅を降りてすぐに東武博物館はあります。駅ホーム下部を博物館に使用しているよう。東武の古い電車や蒸気機関車などが展示されています。東武は昔は貨物列車が走っていたんですね〜という驚きもありました。

息子は古い電車にはあまり興味がなく、興味があるのは運転台だけ。運転台に入れない展示車両には意味がないようです。

そんなわけで疑似運転できるトレインシミュレーターに並びます。運転するのはマスコンとブレーキ弁が別々になっているやや古い形式のもの。やることは電車でGO!と同じです。息子が当たったのは、北千住〜鐘ヶ淵の運転。さっき通ったところだなあ…本当の運転なら難易度はかなり高いところ。なんとか操作を覚え、発車、停車をこなしました。

そのあと、パンタグラフ上げ下げ、模型電車の操作など行い閉館時間。1時間ほどの短い時間でしたが、充実して遊べました。

都会の片隅にひっそりと佇む鉄な博物館ですが、東京スカイツリーができると少しは注目されるのかなあ…。

最後の写真は東向島駅から見えた東京スカイツリーです。

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2011.01.26

サドルを5ミリ上げてみる

サドルを5ミリ上げてみる
1ヶ月ちょっと乗ってるロードバイクRNC7ですが、先日「実はサドルが低すぎるのかも?」と感じてしまいました。

コンフォートに振った乗り味にするためにハンドル高め、ステム短め(90mm)はコンセプトだったのですが、ついでにサドルも高かったのかな?

そんなわけで、5mmだけ上げてみました。それで連光寺坂など10kmを走りましたが、膝がスムーズに動くようになったかな。膝の負担が尻に移ったような気がします。

相対的にハンドルが下がるので、コンフォート感が少し損なわれたのは残念ですが、膝を回す目的だと今日のポジションのほうがよさそう。しばらくこの位置で様子を見てみようと思います。

自分用メモ:シートポスト突出し92mm→97mm BB中心〜サドル上面701mm

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2011.01.23

『デフレの正体』

菅首相が八重洲ブックセンターで買ったという本を僕も買ってみました(新宿三省堂ですけど)

昨今起きている不景気は景気変動ではなく人口動態が主因であるというのがこの本の主張です。生産年齢人口減→内需減→不景気であり、人口動態は簡単に変えようがないのでどうしようもない、というものです。

本書で違和感のある部分が2ヵ所あります。生産年齢人口のみが消費人口だと捉えているところです。高齢者だって消費するだろうし、多少消費が現役時代に比べて落ちると言ったって統計上無視しようってほどには落ちないですよね…せめて年齢別消費性向などの資料提示は欲しかったです。

もうひとつは、全体としての内需が落ちていくことはわかった。じゃあ、労働者一人あたりの需要はどう変わる?って疑問に答えていないこと。結局肌で感じる景気って、国内の総和でなく自分の取り分でしょ?

今感じている雰囲気で言うと、供給過剰・需要不足で、労働力に余剰があります。これで生産年齢人口が減ったところで大した影響がないような気がしてならないのですが…

あと、企業が若者に高い給料を出さないのは内需縮小に繋がるので愚策だと説いているのも気になります。企業一つ一つでは内需をコントロールできるほどのパワーを持たないので高給を払っても払い損です。企業はその国内経済ではなく企業内部分でしか動かない存在ですから。消費性向の高い労働者に高給を払わねばならないなら、国による誘導施策や規制が必要です。

あと、老後資金について。この点は筆者に同意。本書で触れられてはいませんが、老後資金の最大リスクは長生きです。そのリスクに備えて最大の貯金をしてしまうってのがよくある行動だと思います。実は個人的にこのリスク回避をしたく終身年金商品を探しているのですがなかなか見つかりません。(郵便局の商品は生命保険が抱き合わせで使い勝手が悪いのです。)こんなことで、無駄な貯金で日本経済を滞らせる手伝いをしなきゃいけないのかなあ…と感じている今日この頃です。

デフレの正体 / 藻谷浩介 / 角川oneテーマ21 / ISBN9784047102330

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2011.01.22

オヤジ朝練に参加


土曜日の朝、「オヤジ朝練」に参加して
きました。

オヤジ朝練はtwitter(@oyajiasaren)で参加を呼びかけている練習会です。休日は家族サービスなので自転車に乗れないよぉというオヤジたちのために、何とか時間が確保できる早朝に自転車練習会をやってしまおうという集団です。

お題目が「朝練」だけあって、サイクリング会ではなく練習会です。集まる人も、本気度が高い人ばかり。そんななか、サイクリング会的に気軽に参加する私です。(だって、のんびり走りたい方もお気軽にどうぞ!って書いてあるんだもん!)

冬のコースは、大丸公園集合→連光寺坂→いろは坂→記念館通り→多摩大坂(東部地蔵)→尾根幹に入ってバーベキュー坂→南野セブンという18km。多摩地区の有名な坂を集めたコース設定ですね。

自然に最後尾班で走る私…連光寺坂で息が切れ切れ。いろは坂は、のんびりです。いろは坂から記念館通りのつなぎですが、何も考えずにパシーナ裏を回ろうとすると「違うよ」と声を掛けられました。オヤジ朝練の場合は御幸橋を渡って春日神社先から記念館通りに入るのが正しいようです。ところ変わればコースも変わる。記念館通りを登りきれるかはかなり心配だったのですが、なんとかシッティングだけで登りきりました。(ダンシングする体力は既になく…) ただし、かなりのスローペースです。ええ、コンパクトクランクの恩恵に与り、34×25T固定です。

東部地蔵・バーベキュー坂も何とか登り、尾根間を南野セブンイレブンまで。集団走行だとフロントギアの操作が難しい!常用域がインナーとアウターに跨っているし、フロントを変えるとリア側の変速もどうしても必要。ノーマルクランクの時にはごまかせた運用が、コンパクトだとどうにもなりません。しかし集団についていくのにまごついてらんないし。インナー→アウターの操作はだいぶコツを掴みましたが、アウター→インナー操作時のリアの調整がなかなか難しいです。

南野セブンにやっとこさ到着。これから出勤だというのに、すっかり体力を使い切ってしまいました。

でも、サイクリング気分でやってくる人間もいるんだということをアピールしながら、なんとか亀班(オヤジ亀練)を培っていきたいところです。

▼ オヤジ朝練 冬コース

▼ 参考 FCYCLE 多摩丘陵隊のコース例

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アクアブルー多摩で魔法のじゅうたん

金曜日に息子を連れてアクアブルー多摩に行ってきました。

2時に幼稚園で息子を引き取り車でアクアブルーへ。2時35分頃には着替えを済ませプールサイドに到着です。お手軽レジャーだ♪

室温が思ったより低く息子も寒がるので、まず最初にスパゾーンで暖を取ります。すると壁に「魔法のじゅうたん貸します」との張り紙。面白そうなので救護室まで行って借りてきました。

借りたのは1m×1m、厚20mmほどの硬質スポンジシート。これを水面に浮かべると、人が数人乗れるというものです。ふにゃふにゃなのでバランスを取るのが難しく、バランスを崩すとプールに落ちる。そんな遊具です。息子も面白がり、40分ほど夢中で遊んでいました。シートから落ちたらプールに潜るとか、(犬かき状ですが)泳いでシートを追いかけたりと、息子のプールでの遊び方も幅が広がってきたように思います。水泳教室で習ってる成果なのですが、本人はそんなこと気付いていないようですね。水泳教室を頑張ればプールでの水遊びももっと楽しくなるってことをしって水泳教室のモチベーションを上げたいのですが、それはまだまだのようで。

魔法のじゅうたんを返却し、競泳プールの水深95cmのところでも少し遊んでみました。床面タッチを試みてみます。最初は体がすぐに浮いてしまって深く潜ることができませんでしたが、水中での推進方法に気付き、床面タッチに成功!本人もうれしそうでした。

水遊び的なことしかしてないように見える水泳教室でも、着々と技能向上しているんだなあと感心です。

*アクアブルー多摩は1月24日(月)〜2月8日(火)と2月12日(土)は臨時休館とのこと。また、流波プールの利用は〜18時までになったようです。4月からは休館曜日を月曜日→火曜日に変更との情報も。ご利用の際にはお気をつけください。

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2011.01.19

『都市と交通』

1981年に朝日新聞編集委員によって書かれた都市交通への意見書です。

日本の大都市内の地下鉄・バスの(30年前ですが)現状に不満たらたら、と言った文章が続きます。

・駅感が長いので長い徒歩を強いられる
・バスと鉄道の乗換に階段使用を強いられる
・他社間乗換に初乗料金重複徴収が許せない
・鉄道運行は運賃収入だけでなく公費を投入せよ(なお国鉄民営化前の本です)
・駅前放置自転車対策は鉄道事業者が費用負担せよ
・市街地中心部への居住を呼び戻せ

といったところが筆者の言いたいところです。

大都市の大ターミナルは駅が巨大すぎて使いづらいというのはよく経験することです。日々思うのは新宿駅。よくあれだけ複雑な駅を作ったものだと感心してしまいます。新宿駅周辺が目的地のときはまだしも、新宿駅で乗り換えなんてときはうんざりします。

新百合ヶ丘駅で多摩線から小田原線に乗り換えるのも階段使用を強いられます。この階段使用がイヤで小田急線でなく京王線を使ってるという話も耳にします。

コンパクトシティ化の話。この本では地方都市の中心部へ住宅を設けよと書かれています。地方都市は国道沿いのSCなどに客を奪われ中心市街地が廃れてると聞きます。30年前からそれに警鐘を鳴らしていたんでしょう。ロードサイドショップは便利ですが老若貧富みんなが使えるものではないので、中心市街地の活性化は必要。いかに客を呼ぶかという発想ではなく住人そのものを中心に呼んでしまえってのはいい発想ですね。高い家賃などのハードルを越えて実現してほしいものです。

コンパクトシティに関しては、はるひ野はそこそこうまく出来てるんじゃないかと思います。80ha…半径500m程度のエリアに住居が固まり、中心部には鉄道駅や生鮮食料品店(クリシマ)、日用雑貨店(カワチ)、診療所(メディカルビレッジ)、小中学校があります。筆者の言う徒歩限度200mには及びませんが、生活にはそこそこ満足できる場所だと感じています。

はるひ野に大きく欠けているのは、通勤利便性です。駅に近い場所に住んでいて贅沢なって気もしますが、それでもはるひ野駅から新宿まで電車で40分ほど掛かるのはタイヘンです。都心方面に通勤の人はもっと時間がかかってるわけだし…。80年代頃は職住近接なんて夢物語もあったのですが、バブル以降どこに行ったのでしょうか?(多摩ニュータウンもそんな理想があったはず)

あっ本書の交通政策の話から都市政策の話に脱線してしまいましたね。このへんで。

都市と交通 / 岡並木 / 岩波新書 / ISBNなし

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2011.01.18

はるひ野と新百合山手

先日、朝のサイクリングで新百合山手地区に立ち寄りました。新百合山手地区ははるひ野地区と土地区画整理事業の完了が近かったので、対比してみても面白いかもしれないな、と記事を書きました。

自転車で新百合山手地区を通った時の感想は、高層マンションが多い、ということです。各駅停車しか停まらないはるひ野駅と、急行(最近は快速急行も)停車する区の中心部新百合ヶ丘なので、土地の利用方法が違って当然。戸建中心のはるひ野と高層マンション中心の新百合山手では風景が違うのですね。

で、具体的な数字を
施行面積 はるひ野=80ha/新百合山手=37ha
計画人口 はるひ野=8800人/新百合山手=7700人
面積で半分以下の新百合山手が、はるひ野に近い人口を計画していることからも、新百合山手のほうが土地の高度利用を計画していることがわかります。

さらに、用途地域を見てみると、はるひ野地区の建物高さ制限は、もっとも高いところで20mです(リーデンス、レクセル、カワチ、はるひ野駅南口未利用地)。いっぽう、新百合山手の高さ制限については新百合山手中央通り周辺で無制限(容積率300~400%)と、かなりの高度利用が可能です。また、店舗営業についてもはるひ野は厳しく、コンビニが一軒もないのに比して新百合山手ではコンビニが2件と小田急OXも23時まで営業しています。

逆に、新百合山手よりもはるひ野のほうが緑地帯・街区公園・近隣公園が充実しています。1種低層住宅のエリアも大きく、かなりゆとりのある土地計画です。

新百合ヶ丘とはるひ野で求められる土地利用はずいぶん違うんだなぁと思いました。

新百合山手の用途地域
はるひ野の用途地域(ページ中ほどを参考)

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2011.01.17

「(仮称)町田市北部丘陵活性化計画(案)及び北部丘陵の新名称について」への意見募集

先日、町田北部丘陵に関する情報を当ブログにて紹介しましたが、実はこの地域について町田市役所が意見を募集しています。募集しているのは計画へのパブリックコメントと、名称。

「(仮称)町田市北部丘陵活性化計画(案)及び北部丘陵の新名称について」への意見募集 - 町田市役所WEBサイト

ここに、計画案の概要が掲載されています。

やはり、いちいち市役所の中に課ができているということは、そうとう課題があり解決しなければいけないという認識を役所で持っているということです。パブリックコメントまで求めるというのは、相当ですね。

で、計画案の概要をざっと見てみると、正直言って総花的。地域活性化とはいうものの担い手のイメージがわかないままで、仕方ないからパブリックコメントに至ったと思われる内容です。地図なんかを見てみても、都市計画道路の敷設が前提にはなっているものの、との都市計画道路ができる気配すら現場では感じることができないですし。

ここで何らかの計画が成立し、市議会などで承認され、市民団体なんかが構成されたとしても、こんな計画ではいつ果たせるのかまったくわかりません。2011年~2022年という計画が、どれくらいの実現性をもった期間なのかも明確ではありません。(途中で見直しますって「逃げ」も最初から用意されていますし)

そんな先行きが見えない計画案、見えない理由は地元の利害の整理が付かないからではないでしょうか。正直言って地元が何でつまづいているのかわからない一般市民がパブリックコメントを出して、意味があるのでしょうか。何につまづいてこんな計画案になってしまっているのか、これを地元や市役所は市民に提示してもらいたいなぁと思います。そうでなければ、中途半端な計画で利用度を高めたあげく、利用者と地元との摩擦が高くなる、そんな気がしてなりません。

資料19ページの「担い手の志向や北部丘陵への関わり方に応じた事業展開」には関与者として
(1) 北部丘陵を中から支える (従来からの地元住民を想定)
(2) 北部丘陵の取り組みや活動に参加し直接的に関わる (当該地に関わるボランティアや農園利用者を想定)
(3) 北部丘陵の外から間接的に関わる (一時的な観光客を想定)
という分類を与えています。しかし、他の地区において(1)に該当する人たちが地元資源を独占しようとし、(2)や(3)を排除する動きがあるような事例も見たことがあります。こういう事例はなかなか表面化しないので、他の地区の計画に活かすことも難しいのでしょうが、重要な問題なので気にしておく必要があります。

そんなわけですが、町田市役所この地域の名称と計画への意見を求めています。提出期限は2011年2月10日まで。募集要項は下記のサイトをご覧ください。
http://www.city.machida.tokyo.jp/shisei/torikumi/kocyo/publiccomment/publiccomment_now/hokubupabukome/index.html

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2011.01.15

はるひ野から多摩センターまで歩く

昨日の夕方、多摩センターに用事があったのですが、事情があり早めに自宅を出発しなければならず、時間をつぶす必要がありました。ということで、多摩センターまで歩いて行ってみることに。

出発は17時50分頃。日没が16時49分でしたので、あたりは既に真っ暗です。そんななか選んだルートは、よこみねトンネル上→よこやまの道→多摩東公園→諏訪永山ふれあいの道→北豊ヶ丘小学校方面の、遊歩道をつなぐコース。

よこみねトンネル上の道を歩き始めてさっそく後悔。街灯もなく真っ暗です。手探り状態でよこやまの道に出るも、やはり真っ暗。おかげではるひ野方面の夜景がきれいに見えました。ようやく街灯が登場したのは弓の橋のふもとから。ここからは程よく街灯のある遊歩道を歩きます。でも、人通りが少なく、真夜中の街を歩いている気分になります。まだ夕方6時すぎなのに。諏訪商店街・永山商店街も6時を過ぎると既にシャッターを下ろしている店が多く、さびしい感じ…

北豊ヶ丘小学校の横から遊歩道を外れ、エステート豊ヶ丘の脇に出ると、もう上之根大通り。サンリオピューロランドの裏手です。大通りを信号で横断し、ピューロと極楽湯の間の階段を登って歩道に復帰すると、もう多摩センター駅前です。

なかなか寒く暗い行程でした。気候がよい季節の明るい時間に歩けば、たのしい散歩だったろうになぁ

約5.9km、62分の行程でした。

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町田市北部丘陵

黒川上地区から、真光寺、小野路、野津田、図師、小山田と、市街化調整区域などに指定されている広大な緑地帯があります。小田急線、小田急多摩線からそれほど離れておらず、郊外の土地利用としてはかなり例外的なのではないでしょうか。

これって何だろう?と思って調べてみたところ、町田市役所に「北部丘陵整備課」という組織があることがわかりました。この組織のWEBページも存在します。

北部丘陵整備課 - 町田市役所

このページからたどっていくと「北部丘陵のご紹介」というページもあります。この一帯に、名前が付いていたんですね。

ところで、わざわざ市役所に「課」が設けられているってことは、何やら検討しなければいけない事情が山積みな証拠とも言えるでしょう。で、ここから先にさらに読み進めていきます。

町田市役所のサイトに「北部丘陵まちづくり基本構想」という文書が掲載されています。これを読むと、小野路西部地域において平成14年(2002年)8月、小山田地域において平成15年7月、それぞれ土地区画整理事業の事業中止が決定したとあります。実は友人との話で、ここは開発が頓挫した場所なのでは?との話があったのですが、実際にその通りだったようです。でも、この土地区画整理事業は地域の事情で中止になったのではなく、国の特殊法人整理の波でかき消されたような雰囲気がプンプンします。(参考…東京都議会会議録)

さて、この辺りはどのような開発計画だったのでしょうか。さらに探していくと、2001年11月頃(明確ではありません)に配布されている町田市役所による「地域別のまちづくり構想」という冊子が見つかりました。この冊子に「小山田・小野路地域」というページがあり、当時の開発構想が描かれています。これによると、小野路宿~小野路城(万松寺谷戸などでしょうか?)を小野路西部地区、鶴見川源流周辺を小山田地区として大々的に開発し、小野路別所~真光寺や恵泉尾根周辺は市街化せずに残す、という構想だったようです。さらに、小山田地区には小田急多摩線延伸による新駅、小野路西部にも多摩都市モノレール延伸による新駅構想があると想像できる地図になっています。

で、2005年発行の現行の北部丘陵まちづくり基本構想に戻ってみます。ざっと読んでみると、「何も決まっていない」的な総花的な内容に終始しています。市役所も梯子を外されてどうしようもなくなり、地元も中途半端に都市公団が土地区画整理事業に乗り出して撤退して、個々人の思惑が一致せずにちぐはぐになってしまっているのではと想像できます。それゆえの土地の荒廃。

我々近隣住民から取ってみて、どうにもなっていない小野路周辺の現状はハイキングなどをしに行くのになかなか楽しいスポットです。ただ、現状では誰も何も管理していませんので、観光案内図もなければ(NPOみどりのゆびがガイドに近いものを発行していますが)、トイレの整備もありません。地元や役所の意見や思惑の一致ができて整備するとなったら、今のような「何でもあり」的な面白さはなくなってしまうし…

そんな考えさせられる地域事情でした。

▼ Google航空写真でも、この地域だけ緑が多いのがわかります

大きな地図で見る

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2011.01.14

アクアブルー多摩で独り泳ぎ

アクアブルー多摩で独り泳ぎ
日曜日に膝の違和感を覚えてから自転車に乗るのを控えていたのですが、これでは運動不足だなあと、プールで水泳をすることに。

身近なプールと言えばやはりアクアブルー多摩です。息子を連れて何度か水遊びに行きましたが、競泳用プール目的で行くのは初めて。でも、50mプールがある贅沢なプールなのです。

競泳用プールを泳ぐのは5年ぶりくらいでしょうか。センター北に住んでいた頃は徒歩圏に横浜国際プールがあったので何度か行ったのですが、自転車に乗り始めてからは泳がなくなりましたね。

昔は、一度プールに行って1500m程度泳いでいた記憶。平泳ぎで1000m泳いで一度休憩。そのあと数百m泳ぐパターンでした。

今の体力ではどれだけ泳げるのかわからないので、とりあえず1000mを超えて疲れたら一旦プールから出て休憩だな、と平泳ぎで泳ぎ始めました。コースに遅い泳者がいたのでスローペースになり、おかげでなかなか疲れません。意外と1000mを超えても余裕で、疲労を感じ始めたのは2600mくらいでした。

さすがに3000mを超えて泳いで運動不足解消ではないだろうし、何かのトレーニングをするつもりもないので3000m(全部、平泳ぎでした)を泳いで終了。スパエリアで筋肉をほぐします。陽のあたるゴルフ場を眺めながらのスパは気持ちいい。広くて脚も思いっきり伸ばせるし。

軽い疲労感で心地のいい午前中を過ごすことができました。

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2011.01.12

『図解・超高層ビルのしくみ』

ゼネコンが超高層ビルの設計から建築、解体に至るまでの技術や制約などについて書いた本です。

超高層ビルは地震対策が必須ということは知っていましたが、風の対策も同様に必要なんですね。しかも、対策をしなければ結構揺れる!というのは意外でした。

躯体素材も、この揺れに影響してくるんだろうなと想像。たった50cmほどの自転車ですらフレーム素材や断面形状で乗り心地に大きく影響するのですから、200m(自転車の400倍のオーダーですね)の超高層ビルならもっと影響するはず。そんなわけで超高層オフィスビルは鉄骨造、超高層マンションは鉄筋コンクリート造なんて使い分けがあるんですね。風程度の外力に対してはビルなんてガチガチに固いものだと思っていました。

鉄の柔らかさは火災対策においても大きな影響があるみたいです。火災で熱せられると鉄は更に柔らかくなり建物を支えられなくなるんだとか。米同時多発テロのWTCビルはこうやって倒壊したんですね。耐火被覆はだから重要なんですね。

建築計画、建築現場の章ではゼネコンが超高層ビルの建築においてどういう役割を果たしているのかがわかります。ただ工事を横流ししてるだけじゃないの?なんてイメージをゼネコンに対して持っていましたが、計画や技術において重要な役割を果たしているんですね。

図解・超高層ビルのしくみ 建設から解体までの全技術 / 鹿島 / 講談社ブルーバックス / ISBN9784062576833

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2011.01.11

多摩丘陵MTB隊

1月9日(日)は第二日曜日、FCYCLEの多摩川オフの日でした。冬場の多摩川オフのときには前オプションとしてMTBで近隣のトレイルを散策することにしているので、今回も「多摩丘陵MTB隊」を呼びかけました。

FCYCLE(Folomy内)やTwitterでの呼びかけで3人が集まり、4人でトレイルに向けてGo! お決まりコースになってきたトレイルを行きます。近郊なので長い距離のトレイルが取れず、短い距離のトレイルを繋ぎ繋ぎ走ることになります。トレイルは山、その間は谷ということで、移動にアップダウンを多用するコース取りになってしまいます。すぐに息が上がってしまいますね。

▼ 4台で休憩
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いくつかビュースポットを巡りながら、トレイルを進みます。天気がいい日が続いていたので路面はドライだろうと思っていたのですが、ところどころ霜が降りていて、サクサクと霜を踏みながら進む場面も。全体的に路面の湿度はそこそこあったようです。

登坂でグリップが効かないことに泣きました。理由は、タイヤの泥詰まり。ラーセンTTですが、こんなに泥詰まりしてしまうなんて…

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右膝に違和感を覚え、これ以上走ると痛めてしまいそうな気がするので、多摩川オフには参加せずにトレイルを下りたところで離脱。FCYCLEのみんなに会えずに残念ですが、ここは大事を取ってということで。MTB隊に参加のみなさん、ありがとうございました。

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2011.01.10

塞の神

塞の神
今日は黒川の塞の神でした。

午後5時点火。今日は4時15分まで勤務、新宿駅で4時29分の快速急行に乗るのがやっとだったので、点火には間に合いませんでした。

黒川駅で5時1分に到着。点火時刻は過ぎていますが、急いで塞の神の会場に向かいます。黒川の塞の神は橋場と下村橋の二ヶ所ですが、今年も橋場の方に行くことに。

セレサモスを過ぎて農協倉庫を過ぎた辺りから、谷戸の奥に大きなたき火の灯りが見えます。ゆうぐれ空を背景に美しい情景。離れて見るのも乙ですね。

会場に到着して家族と合流。友達が団子とミツマタ棒を地元の人からもらったので、交互に持たせてもらって団子を炙ります。長い棒とはいえ、火に近付くとかなり熱いです。

無事に団子も炙り終え、団子を家族でかじりながら帰路へ。息子の友達に加え、たまたま一緒になった小学生とも一緒になってはしゃぎまくってしまいます。セレサモス前→ポケットパーク前→いろどり公園とダッシュ。私は革靴なのに子どもたちを追いかける…何の罰ゲームなんだか。

結局、今年の塞の神の思い出は、かけっこの思い出になってしまいました。

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2011.01.09

『くりぎだい』

『くりぎだい』
読んでみたいと思っていた小学校社会科の地域学習副読本ですが、麻生図書館にありました。

川崎市の地域学習副読本は驚いたことに、小学校毎に発行されていました。

麻生図書館で見つけたのは平成4年(1992年)11月に発行された栗木台小学校のもの。栗木台小学校開校10周年の年です。まだはるひ野小学校はなく、黒川地区の小学生は栗木台小学校に通っていました。(当時は「はるひ野地区」なんてものは存在しません。)

この本は、18年前の栗木・黒川地区の姿を現在として記述している点で非常に興味深いものです。下黒川(現在のはるひ野)やマイコンシティは「ぞうせい地」と書かれ、はるひ野開発に向けて進行中だった様子もわかります。「下黒川にできる新しい町の完成予想図(平成10年完成予定)」は興味深い地図です。(ちなみに実際に黒川特別土地区画整理事業の換地処分が行われたのは平成18年3月でした。)

「近くの店」なんてのも面白いですね。かごや、若竹は18年前にすでにありました。ビッグボーイもあったのですが、ガストは当時すかいらーくでした。コンビニでは、鶴川街道のファミリーマート志村屋川崎黒川店は当時から屋号変わらず(ファミマの看板は随分違います)若葉台駅南口のセブンイレブンはヤマザキショップ若葉台店でした。黒川交差点のスリーエフは共同石油bit黒川サービスステーションというガソリンスタンドだったようです。その向かいには川端商店という店が記されていますが、何の店かはこの本ではわかりませんでした。ビッグボーイの向かいの中古車店があるところは「ジーンズショップピープル」というお店があったようです。

石碑・石仏のページを見ると、アベーテの辺りに六地蔵(明治13年)・馬頭観音(年不明)、リーデンスか貯水池のあたりにも馬頭観音があったようですが、これらはどこに行ったのでしょう…

なかなか楽しませてもらった「めっけもん」の本でした。

地域学習副読本「くりぎだい」 / 川崎市立栗木台小学校 / 平成4年11月28日 / ISBNなし

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2011.01.07

『ハリガネムシ』

この本を読み進めて最初に思ったのが「読んだことのある本だ」ということ。こうやって、二冊持ちの本が出てくるんだなぁ…くやしいです。

底辺で生きる人間模様を描きながら、主人公もどんどん「底辺」に引きずり込まれていく様を描く小説です。

そこには危険が待っているのがわかりきっているのに、そこにあえて踏み込んでいく。逃げ道がきちんと用意されているのに、その逃げ道には進まない。人間の好奇心と言うか恐怖への憧れと言うか、そいういうものを感じながら物語を読み進めることになります。

冒頭に出てくる「ロゼワイン男」を小馬鹿にしつつ、最後にはロゼワイン男以下の人間に堕ちてしまっているという、ロゼワイン男はそういう指標なんでしょうか。うまく印象付けられていると思います。

暴力シーンは、かなりグロテスクです。著者も、いかにグロテスクに書くか推敲に推敲を重ねて完成した小説ではないかと思います。人間の汚い部分を、これでもかと言うほど見せつけられた小説でした。

ハリガネムシ / 吉村萬壱 / 文藝春秋 / ISBN4163223401

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2011.01.05

朝のサイクリングで江ノ島まで

いつもの朝のサイクリング。今日は午前中に用事がないので、ちょっとたくさんめに走ろうと出発しました。

黒川分校を越えて尻手黒川を柿生まで。いつもは世田道を渡らないよなぁと思いながら、柿生陸橋を渡って早野方面に向かいます。まだまだ空は真っ暗なので、鶴見川に出ることはできません。明るくなったら鶴見川だよな…と思いながら、南下。東名をくぐり、グリーンラインをくぐり、貝の坂まで来たところで上麻生通りを離れて鶴見川沿いの道に。鴨居近くになって側道がなくなったので、ここで鶴見川サイクリングロードに入りました。空もだんだん明るくなってきました。

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川向橋で再び上麻生道路に戻り、小机。この辺りは1998年~2001年頃に住んでいたので、懐かしさのある街です。でも、来るたびにちょっとずつ変わっているんですよね。このまま六角橋・東神奈川駅を経由して第一京浜(15号線)に入ります。左折車が多く、走りにくい。7時を過ぎて、交通量も増えているんですよね。このままみなとみらい方面へ。海から昇っている朝日が素敵です。北仲橋でみなとみらいとRNCを記念撮影。
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せっかくなので、以前に勤めていた会社の前まで行ってみます。始業前なので、人通りも疎ら。会社に入って行く人もいません。関内駅をくぐって、こんどは16号に入ります。どうやって帰ろうかなぁ…あるいはこのまままっすぐ鎌倉か?でもボトルすら持ってないしなぁ…なんて思いながら上大岡、日野を過ぎて、鎌倉まで行ってしまえ!となりました。鍛冶ヶ谷の坂を下り、公田から先は鎌倉市です。いよいよ遠くまで来たもんだ。「朝のサイクリング」ではなくなりました。

鎌倉に来たので、いくつか写真スポット巡り。

▼ 円覚寺(北鎌倉)
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▼ 建長寺
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▼ 鶴岡八幡宮
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▼ 由比ヶ浜
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▼ 御霊神社
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▼ 極楽寺駅
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▼ 江ノ島から望む富士山
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稲村ケ崎から小動までは左に相模湾、左前に江ノ島、正面には雄大な富士山が見える、それはそれは素晴らしいサイクリングができました。

江ノ島からは境川をひたすら遡上。途中、高鎌橋でコンビニ休憩しようと思っていたのですが、なんとサークルKはなくなっていました。近くのガソリンスタンドでトイレだけ借り、すぐスタート。やっぱりのどが渇いたので(ボトルを持っていませんから!)途中の自販機でジュースを買ったりなどし、ぼちぼち走ります。246を越えてしばらくしたところで川岸が通行止め。一般道に迂回させられるなどのイベントもありつつ、町田駅を越えて根岸までやってきました。さすがにおなかがすいたので、コロッケで小休止。ここからはいつもの尾根緑道・尾根幹で帰宅となりました。

走行距離110km。立派なツーリングになりました。ま、鎌倉まで行って帰ってきたので当然の距離ですが。

長距離を走った時の疲労を感じません。さすが、ネオコットクロモリのRNC7。長距離を乗ってこそ良さがわかるというものでしょうか。

もっと頻繁に長距離を走りたいのですが、今日みたいにうまく時間が取れる機会はなかなかないしなぁ…一都六県までにはもう一度くらい100km超を乗っておきたいところです。

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2011.01.03

『誰も教えてくれない男の礼儀作法』

「小笠原流」の宗家による礼儀作法の心得を書いた新書です。

小笠原流は堅苦しいカタチを覚え込むものというイメージがありますが、それよりも相手を敬う気持ちが大切だと説きます。そのうえで、敬うに相応しい動作があるだけです。このあたりは茶道の作法と同じですね。

小笠原流は、武家の作法とのこと。本書を読んでいても、主人を敬うためにあるべき行動、そして高い地位にある者の心構えが書かれています。封建社会の身分制度が色濃く反映されていると言えるでしょう。現代でも官僚主義的な役所や企業においてホワイトカラーとして仕事をしていくには必要不可欠な知識とも言えます。

逆に、封建制度を強く嫌った戦後教育において、こういう礼儀作法が人々から消えたようにも思います。本書に書かれる礼儀作法はリベラリストから見ると眉をひそめそうなところも多分にありますし。そもそも封建時代においても国民の大部分は武士の礼法なんか関係ない世界で生きていたはずですし。

エリートとして世の中を渡っていく気持ちの強い人にはぜひ読んでおいてもらいたい本ですね。

誰も教えてくれない男の礼儀作法 / 小笠原敬承斎 / 光文社新書 / ISBN9784334035877

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2011.01.01

初日の出2011

初日の出2011
初日の出2011
新年明けましておめでとうございます

快晴で迎えた新年の朝、やや遅めの朝のサイクリングに出掛けました。目的は、初日の出。

出発が6時25分と遅くなったので日の出までの余裕がなく、道を短絡することに。上谷戸大橋→長峰→バーベキュー広場前→多摩大前→東部地蔵→天王森八坂神社横というコース。

上谷戸大橋や若葉台公園の橋で待機している人もいます。初日の出を待っているんですね。多摩大・東部団地あたりでは歩行者も増えてきて、お祭りムードも高まってきます。

八坂神社となりの広場に到着。ここも20人くらいの人が待機中。うち2人はサイクリスト。(僕を入れて3人)

6時50分になり、東の空が輝き始めます。いよいよ日の出。八坂神社境内では何やら儀式。そして、太陽が顔をのぞかせました。

快晴の空に出てきた太陽。新年にふさわしいきれいな空を照らします。うん、2011年はきっといい年になる。そう期待させる初日の出となりました。

道路の反対側を見てみると、朝日に照らされた富士山。こちらも素敵です。

天王森はなかなかよい初日の出スポットなのですが、それだけに困った問題も。車で来て、路上に駐車して初日の出見物する人がいるのです。道幅に余裕がない道路なので、駐車車両があると2車線の片側をふさぎ、すぐに渋滞です。日の出直後は道路が大混乱でした。せっかくの初日の出というイベント、マナーを守りましょう。

帰路、コープ坂を下っていると若葉台車庫裏で三脚を立てて写真を撮っている人が数人いました。去年は(ここら初日の出の穴場かも…)と思っていた場所ですが、もう穴場ではなくなっているようです。そのうち、ネットに初日の出写真がアップされるかな。

さて、正月休みは今日一日だけ。用事は山盛りなので支度をすることにしましょう。

本年もよい一年でありますように。

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