『現代の地理学』
永山の古本屋で300円で売っていた本です。おそらく近隣の大学で教養人文科学の地理学概論か何かの教科書として使われていたものでしょう。
てんでばらばらな主題の10章を寄せ集めた構成です。それぞれを単独で1〜2回の講義で聞くことができるようになっているのでしょうか。
さて、地理学ってなんなのでしょう。中学、高校で習った地理は土地土地の特徴をかき集めたもので「地誌」と言っていいもの。学問?という気もしなくはないですが、この地誌をベースに色んな研究が進むので、必要なインフラではあります。
ではさて、地理学はどこを目指しているんでしょうか。結局は経済学に落ち着くような気がします。人は経済的な理由で移動、活動しますし、より経済的効果が高い活動を知る手段として地理学に期待を持ったりします。
もっと生臭いことを言うと、土地の価値というのは他の財産に比べても大きな比率を占めていて、その土地の価値の根拠を地理学に求めることになります。都市開発などは地理学上の大きな実験であるとともに、経済上の便益をもたらすビッグプロジェクトなのです。
貿易、移民など国家間を動くカネ、ヒトの問題も地理学の題材。
中高生の頃は趣味的にかじった地理ですが、実生活にとても大きな影響をもたらす学問なんですね。
現代の地理学 / 中藤康俊編著 / 原書房 / ISBN4562090197
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