『論点思考』
ドラッカーの言葉に「間違った問題に対する正しい答えほど始末におえないものはない」というのがあります。本書はその視点を発端として、「正しい問題」っていするにはということを説いています。
ノウハウ本の体裁をとっていますが、具体的な手法は記されていません。論点のスジの良し悪しなど、抽象的な話が多いです。
全体を把握する、視点を変えるなど、ビジネス書でさんざん語られた「当たり前」のことが散りばめられています。意外なのが、フレームワークはあまり役に立たないよと言っていること。
結局、経験値を高めて勘を鋭くすることが求められているんでしょうか。凡人の私には辛いことです…
この著者が「私には当たり前にできるけどお前らにはできんやろ」と言いたげな口調で所々書かれているのが気になります。
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