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2012.06.10

エレベーター基準階の罠

エレベーターが2台あるとき、お互いがどういうタイミングで動くと効率がいいか。エレベーターの稼働率がある程度高い時は、ちょうど互い違いに動くのがエレベーター待ちの時間が短くなり効率がよくなります。

しかし、2台のエレベーターが互いに独立して制御されている場合は、2台が揃って動いてしまう傾向にあります。先行しているエレベーターに乗客が集中することにより先行エレベーターが遅れ、後続のエレベーターが追いついてしまうことを繰り返すようになってしまいます。2台を合わせて管理できる制御装置の場合は、これを避けるために、一番乗降客の多い「基準階」で後続エレベーターをあえて待機させることで全体の効率を上げる工夫がなされることもあります。

稼働率の低い時は、遊んでいるエレベーターが一番乗降客の多い階で待機することにより、次に基準階から利用する乗客の待ち時間を極小化します。この基準階は一般的には1階など建物の入口がある階です。

たまに、マンションのエレベーターで効率の悪い運用だなと思うことがあります。マンションの基準階は1階。僕は低層階に住んでいます。2台のエレベーターが最上階と1階で待機している時に僕が住んでいる階で下行呼ボタンを押すと、1階で待機しているエレベーターのほうが近いため、1階からエレベーターが回送されてきます。そうすると基準階である1階で待機しているエレベーターがいなくなるため、最上階で待機中であったエレベーターが1階で待機するように回送されます。僕が呼んだエレベーターは、僕がマンションから出るために呼んだので、1階に到着することになります。

結局、1階にエレベーターが揃ってしまいます。僕がエレベーターを呼んで乗るという行為で2台のエレベーターが動いてしまった挙句、このありさま。

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途中階で下行呼びボタンを押した時はたいてい1階に行くんだから、空きエレベーターが基準階に行く必要はないと思うんですが、そうもいかないのでしょうか。

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