国立印刷局小田原工場
子ども会の社会科見学ということで、国立印刷局小田原工場に行ってきました。
子どもたち7人、引率の大人6人という人数で、小田急の急行列車に乗って小田原まで行きます。あいかわらず渋沢~新松田の渓谷の景色は美しい。酒匂川を渡ると、車窓に富士山が。
小田原駅で軽食を買い込みます。私は贅沢に箱根ベーカリーのクリームパンを購入です。
小田急OXのロマンスカーおにぎりを買っている子どももいましたね。
ここからバス。酒匂川を渡るところでは、海が見えたり
山が見えたり
バス停から5分くらい歩いて、国立印刷局に到着。予め届けてあった名簿順に番号ネックストラップを受取り、見学者用の部屋に行きます。
まずは、「印刷局とは?」という説明と、ビデオ上映です。印刷局にもキャラクターがあるんですね。「ホウくん」という名前です。
ここで、貨幣・紙幣の歴史(山田羽書というのが日本の紙幣の最初だそうな)、紙幣の流れ、お札に施されている偽造防止技術などを教えてもらいます。
展示室に移動し、お札を作る行程の話に。お札は20枚分を一枚に印刷した「大判」を作り、これを500枚まとめて裁断するとのこと。大判の時点で、全量目視チェックを行うなんていう地味に大変な工程もあったりします。
お札の材料になる「みつまた」の説明などもしてもらいます。
工場等へ移動途中に「みつまた」の木を見せてもらいます。ただの垣根の木にしか見えない。この木の皮がお札にちょうどいいなんて、誰が考えたんだろう?
印刷工場に移動。この日は残念ながら機械の調整が入っていて、印刷機を流れていたのはお札ではなく白いダミー紙でした。巨大な印刷機を見ながら、さらにいろんな説明を聞きます。印刷は凹版印刷が多用されていて、印刷してから乾くのに4日間。両面を印刷するので、印刷工程だけで最低12日間を要するのだそうです。
諸外国とのコスト比較などのお話も聞いたのですが、日本はコストがかかっているとのこと。アメリカドルにしても、ユーロにしても、お札自体が日本の紙幣に比べてチャチなものであることと、日本は記番号の欠番が許されない(諸外国は枚数さえあっていればいい)ことからコスト高になっているんだそうです。
最後に展示室で1億円(1万円札1万枚で約10kig)を持ったりして遊びます。
記念写真を撮るところで、集合写真。
帰路も小田急の急行電車に揺られて帰ります。息子は新松田あたりから新百合ヶ丘まで熟睡でした。お疲れ様~
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