『オレたちバブル入行組』
テレビドラマ「半沢直樹」が流行っていると聞いて、原作となった池井戸潤の『オレたちバブル入行組』を慌てて引っ張りだしてきました。(何だよ、このタイトル…)
世間では、血気盛んな銀行員半沢直樹が腐った銀行組織と闘うという図式で語られているようですが、原作はちょっと違ったテイストでした。
いわゆる「パクリ」(偽装倒産による債務不履行)に関わるサスペンスといったところでしょうか。(殺人事件でないサスペンスというジャンルがあるのかどうか、よくわからないのですが…)
パクリに関するパズルがどんどん解けていくところに小説の面白さがあるので、上司に押し付けられた不良債権だとかいうのはあくまで伏線です。現実の不良債権がこのように解けていくと、さぞかし楽しいだろうなぁと。
ドラマを見ていないので何とも言えないのですが、現実社会に半沢直樹がいたらかなり問題児です。対企業の背任事件は、個人で対応するのではなくちゃんと組織で対応しなければいけません。そのために会社には人事部や法務部があるわけだし、労働組合や外部コンプライアンス機関が設置されている会社も多いはずです。世のサラリーマン諸君、半沢直樹のやり方を正義だと思わないように!
あと、僕の仕事に関わる人にはこの小説を読んでほしくないですね。歪んだイメージで捉えられると困るんだよなぁ。
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