『MBA経営戦略』
ずいぶんかっちょいいタイトルの本。グロービスの『MBAマネジメント・ブック』の姉妹書です。
MBAマネジメントブックなど、いろんなビジネス教科書に登場するフレームワークを、実際のビジネスの実例に当てはめて観察することがメインです。コンサルタントの後講釈という胡散臭さいっぱいの話ではあるものの、ビジネス教科書の漠然とした現実味の無いビジネスフレームワークを肌感覚で味わうにはこういう実例対比は必要だと感じました。
本書の書き方を見ていると、大企業の経営企画部員や管理職あたりをターゲットとしているようです。そして大企業病や日本の会社組織風土をかなり痛烈に批判しています。この批判たるや、著者が欧米カブレやろ!と突っ込みたくなるくらいです。
ビジネス本のフレームワークを見かけて、それって具体的に何に使うの?と思ったときに引っ張りだして参考にするのによさそうな本でした。
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