『カード決済業務のすべて』 ふだん当たり前に使っているクレジットカ
ード。通常通り回っている間は何も考えることはないのですが、いったんイレギュラーが発生すると、何だかよくわからない状態になってしまいます。それもクレジットカードの決済スキームの複雑さゆえ。そんなわけでクレジットカードの仕組みの教科書的な本を探して読んでみました。
まず驚いたのが、まえがきに「筆者は2006年から大学でクレジットカードの仕組みを教えているが」という部分。クレジットカードの授業が大学にあるんですね。経済の大きな基盤になっているということでしょう。
本書では、会員、イシュアー、国際ブランド、アクワイヤラー、加盟店が絡む四者間取引の概要を示したあと、国際ブランドのルールについての説明に重きを置いて書かれています。
こうやってきちんと書かれた教科書をよむと、マルチアクワイヤリングなどあたりまえと思っていた商習慣が実は国際的には異質であることに驚きます。日本では売上承認業務と請求(クリアリング)業務も曖昧に運用されていますが、これも異質です。(このせいで、VISAデビットなどの受入れでも混乱を来たしていますね。)
また、Suica/PASMOや本書では触れられていないサインレスも日本独自ですね。
こういう、国際的に異端な処理を行っているっていう怖さみたいなのを認識する一冊でした。
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