Scratchでプログラミング体験をしてみる
小3の息子に遊ばせようかなと思って以前に買ったままだった子ども向けプログラミング体験ソフトScratchの教本。いろんな成り行きで、昨日息子が「プログラムやりたい」と言い出したので、引っ張り出してきました。
Scratchには「Scratch1.4」というパソコンに開発環境をインストールするバージョンと、「Scratch2.0」というWEB上で開発を進めるバージョンがあります。Scratch2.0のほうが手軽なのですが、子どもが使うとなるとWEBでの開発は概念が難しいかなとScratch1.4をWindowsパソコンにインストールしました。息子アカウントでもScratch開発環境を起動できるようにし、準備完了。
開発環境は、制御系のコマンドを文字ではなくブロックを組み合せて定義していくGUIです。視覚・聴覚に訴える動作が組み込まれており、小学校低学年にキャッチーに作られています。ストライプ(MSX BASICが懐かしいぜ!)に対する制御をイベントドリブンで定義していきます。プログラミングを手続型から入った私には取っ付きにくく感じるのですが、今の小学生はこのアプローチのほうがわかりやすいのでしょうか。
キャラクタアイコンのストライプをマウスカーソルに追従する簡単なプログラムを組んで息子に見せると、かなり興味を持ちました。速度を自分で変えたり、ストライプを増やして追従の設定をいじってみたり、音を鳴らしたりと、なかなかいろんな工夫をしていました。この手のGUIは大人に教えるのにはかなり苦労するのですが、息子は頑張って教えることもなく何となくいじって理解していました。柔軟性があるぜ、さすが若者。
午後は友だち(小2ですが、息子と生まれ月が1ヶ月違いで8歳の幼なじみ)と公園で遊んでいたのですが、途中で「プログラム一緒にやろう」と結局家に戻ってきました。二人でやるのか…と思って、MacBook Airにも慌ててインストール。友だちにもGUIの使い方を簡単に説明すると、30分くらいで会得したみたいで、自分で試行錯誤ブロックを組立てていました。
このGUI開発環境がプログラミングと言えるのか微妙なところではありますが、子どもたちは意外と興味を持つし、ちゃんと理解もするもんだと感心しました。