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2014年10月の14件の記事

2014.10.30

『アイドル国富論』

アイドルという日本独特の芸能界の系譜を、日本の社会とリンクさせて考察するという試み。Twitterで本書を何度か見かけて、気になってkindleで読み始めました。

読み始めて気付いたのが、これって社会学者の独特の文調じゃないかということ。あいかわらず、著者は社会学者なのかどうかよくわからないですが、僕にとっては同類です。

で、本書の内容はというと…最終的に無理に日本の経済史とアイドル史をシンクロさせたような。これって居酒屋で酔っぱらいがアイドル蘊蓄語ってるのを聞いているみたいだよね、と。これを面白いと思う気分のときと、くだらないと思う気分のときに分かれてしまう、そんな話題が続く本でした。


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2014.10.25

『はじめての工学倫理』

工学倫理という、聞き慣れない分野の本です。本を開いてみると納得、製造物責任について、技術者の視点で書かれている入門書です。工学部の学部生の教科書らしい仕立て。理学部出身の僕にはわからない、工学部の世界があるんですね。

取り上げられている事例は、チャレンジャー号、日航ジャンボ機墜落、信楽高原鉄道、六本木ヒルズ回転ドア、雪印乳業、JCO、東電原発トラブル隠し(東日本大震災前に書かれた本です)など、一般的な企業の失敗事例です。今まで私が読んだ本では、管理者や経営者視点での失敗事例研究が多かったのですが、技術者としてどういう責任を持つべきかという視点は新しい感覚でした。

フールプルーフやフェールセーフなど、情報技術の教科書にも出てくる言葉ですが、リアルな製品を作っているメーカー技術者向けの言葉となるとより重い気がしますね。(情報システム技術者もリアル製品を作っているわけではないにしろ影響範囲は大きく、責任はメーカーと同様に重いのですが、なかなか実感しませんね。)

後半は、エンジニアが社会で責任を持って生きるためのまとめが記されています。これをキチンと心得た上で工学部生がエンジニアとして社会に出、より安心安全で便利な社会になることを期待するばかりです。


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2014.10.22

将棋

小3の息子がここ数日、将棋に凝っています。学校で友だちと対局して勝ったので、さらに強くなりたいんだとか。

って言っても、息子はまだ駒の動かし方をようやく覚えたレベル。iPadのアプリ「i羽生将棋」で僕と対局をやったことがある程度です。アプリでは駒の動かし方のガイドが出るので、アプリで遊んでいるぶんには駒の動かし方を覚えていなくてもいちおうゲームにはなります。息子は駒の動かし方なんて覚えていないんだろうなと思い込んでいたので、盤で将棋を指したってことが驚きです。しかも友だちに勝ったってことは、少なくとも数手は読んでることですね。意外。

もっと強くなりたい!お父さん教えて!とか言うけど、僕もなんとか駒の動かし方を覚えているくらいで、教えられることは何もないよ。わくわく(学童保育)の将棋クラブに行ったら?と言ってみたら、あそこはみんな強すぎて歯が立たないんだとか。

しばらくiPadアプリで特訓しますかね。

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2014.10.20

古書店に本を売る

子ども部屋を作るために、本棚をリビングに移動して片付けをしています。

この過程で、本の「ダブり」がいくつか見つかりました。蔵書を処分するのはもったいないのですが、ダブり本は気持ち的にサッサと処分したい。

そんなわけで、多摩市内にある古書店に持ち込んでみました。ビジネス本ハードカバー1冊(やや使用感あり)、小説単行本1冊(きれい)、新書1冊(きれい)です。

買取価格は合計220円。それぞれいくらだったか聞いてはないのですが、やはり新品の値段に比べると安いですね。

それぞれいくらの値がついて、どんな人に買われていくのかわかりませんが、誰かのところで大切にされてほしいですね。

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2014.10.17

もうすぐ42歳という自分は日本の統計のなかでどういう位置付けか

もうすぐ42歳になります。

ふと「簡易生命表」というものの存在が気になりました。こちらが男性版

42歳の平均余命は39.38年。すでに年齢>平均余命の年齢になっているのですね。僕自身は明日死ぬかもしれないし120歳まで生きるかもしれないですが、統計的には人生の折返し地点を過ぎていますね。

ところで、日本の年齢中央値は45歳くらい。(明確なソースが見当たりませんが。)となると、日本人のなかでは僕より若い人よりも、ぼくより年取った人のほうがまだ多いということ。あと3〜4年くらいで、それが同数になるということですね。

だから何だということはないのですが、年齢統計にまつわる雑感でした。

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本棚問題

来春に下の娘が小学校に上がるので、いよいよ本格的に子供部屋の整備にかかっています。(1年前に着手したことがあったのですが、けっきょく子どもらが子ども部屋ではなく和室で我々と一緒に寝たがるので作業が中断していました。)

ここで大きな障害になっているのが、本棚。現在は、娘の子ども部屋予定地のh=1800 w=800とh=1800 w=900の本棚が満杯で、それ以外にもいくつかのカラーボックスにも本が入っている状態です。今回の子ども部屋プロジェクトでは、本をリビングに持ってくるのが大きなポイントになっています。本棚2本をリビングに持ってくることは決まったのですが、カラーボックスに分散している本を収容するためにもう1本h=1800 w=800〜900の本棚を追加購入したいと妻に申し出たところ却下となってしまいました。そんなにリビングは広くないし(本棚を追加購入するとダイニングスペースに置くことになる)、よその家はそんなに本を溜め込んでいないと。

また確かに、すでに狭いわが家のリビングにl=1800 w=900 h=2000の自転車ゲージが置いてある状態で本棚を増設するのは現実的ではありません。

ここで、ブックオフ行き本の選定という痛恨の一撃を食らってしまう可能性が高くなってきました。

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『人類資金』

詐欺事件で同じみの「M資金」を題材にしたサスペンス映画。TSUTAYAでレンタルしてきました。

ストーリー展開が大げさで、かえってチープな映画に仕上がってしまったという印象があります。展開ごとの関連をもっと緻密に練らないと「そりゃねぇだろ」という印象にしかなりません。

経済ドラマとしても、アクション映画としても、もうひとつだったなぁ…


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2014.10.16

『江戸商人の経営戦略』


江戸時代の商家の経営についての書籍です。しばらく積読になっていたのを引っ張り出しました^^;

マーケティングや計数などの経営戦略を期待していたのですが、本書の主は事業認可に関わるものでした。幕府は事業認可に関わる冥加金を得る目的で適度な規制と認可のバランスを取る必要があり、幕府の思惑の中で既存業者と新規参入業者が認可の緩急についてせめぎ合う様子が描かれています。

現代日本の商環境でも、事業認可での既存業者の既得権益を巡る攻防が繰り広げられることが多いですが、江戸時代からそうだったんですね。

会社で仕事をする上で、今よりかは事業構造が簡単であろう時代の経営から学ぶものはあるかな?といった期待には応えることができなかった本ですが、面白く読み終えました。


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2014.10.13

コーチャンフォー

水曜日にオープンした若葉台の大型書店「コーチャンフォー」。息子はオープン初日にどこからか「妖怪メダルあるらしい」と聞きつけ、友だちとメダル買いに行ってました。チョコ棒も買ったみたいで…。

気になっていたので、祝日の今日、家族みんなで出掛けることに。歩いて行ける場所なんだけど、雨なのでわざわざ車です。駐車場は1時間無料、コーチャンフォーで買上げがあると+1時間無料です。

駐車場から長くて遅いエスカレーターを登ると、右手に書店、左手には文具売り場という広大なフロアがありました。文具売り場はキャラクター別のエリアが用意されているなど、かなり充実したものです。ギフトラッピング商品とか、ビジネス用革小物みたいなものも充実していて、「LOFT」が平面展開したようなお店でした。

文具売場で小物を買い、お昼時だったので店内のドトールへ。店内中央に子ども椅子があるエリアがあったので、そちらを陣取ります。子ども椅子に合わせてテーブル高さも低く、大人が座るとかなり窮屈です。このエリアは子どもだけでドトールに入ることを想定しているのか?でも、タバコ臭い都会のドトールとは違い、広々と快適な空間でした。

ところで、若葉台TSUTAYA、鎌倉街道TSUTAYA、多摩センター丸善と、このあたりの書店の売場面積がずいぶんと増えているような気がします。書籍はネットに押されて不振だという話をよく聞くのですが、このあたりはまだまだ書籍の売上が見込めるのでしょうか。

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2014.10.11

ワンカップ大関50周年

ネットでワンカップ大関が50周年というニュース記事がありました。大昔からある飲み物だと思っていたのですが、僕が生まれるたった8年前の発売だったのですね。でもそこから半世紀にわたって飲まれ続けているロングセラー商品です。

そう言えば、ワンカップってラベルの裏面に女性の写真だったり風景写真だったりを酒を通して見れるようになっていたなあ…今はどうなっているんだろうと、帰り道にコンビニに寄ってワンカップを買いました。



で、ラベル裏は?




なんだかワンカップの歴史の説明で、あまり期待していたものではありませんでした。

ふだんの宅飲みでは銀冠大関という安酒(2級酒)を飲んでいるのですが、今回の酒は金冠上撰(1級酒)というランク上の酒。さすがに、美味しい。ごちそうさまでした。

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2014.10.07

SIMが無効化されたフマートフォンでも緊急速報メールを受信する

月曜日は台風18号が直撃しました。横浜市内では土砂災害が発生するなど、各地で大きな被害を残しました。

月曜日の午前中は自宅でおとなしく過ごしていたのですが、いきなりiPhone5sから聞き慣れない音が。川崎市に土砂災害警戒情報が発表されたとの緊急速報メールでした。少し遅れて、iPhone4sからも同じ音が。やはり、川崎市の土砂災害警戒情報でした。

iPhone4sは、iPhone5sを買ったときにSIMを無効化し、自宅内Wi-Fiだけで使用しているもの。(もっぱら妻のゲーム機です。) それなのに緊急速報メールが届いたのが意外でした。

緊急速報メールは携帯電話→基地局への応答を要しないブロードキャストで配信される特種な信号なので、もしかしたらCDMA2000-1X WIN受信回路さえ生きていれば受信してしまうのかもしれません。そういえば、おととしくらいにauの広告メールがソフトバンクのスマートフォンに緊急速報メールとして誤配信されるというトラブルもありましたね。

ところで、昨日は町田市の一部地域に避難勧告が発表されました。町田市域に緊急速報メールが配信されたようなのですが、なぜかiPhone5sでは受信せず、iPhone4sだけで受信しました。WINは町田市内の基地局からも受信していたのでしょうか。

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2014.10.06

『いざ志願!おひとりさま自衛隊』

kindleでセールになっててポチッとした本。先日購入したkindle paperwhiteでの読書です。

「酔った勢いで」予備自衛官補に応募し、訓練を受けた女性のルポタージュです。迫真の社会的ルポではなく、軽いノリの文体の体験記。

予備自衛官というのは通常は社会生活を送っていて、自衛隊の非常時(戦争か大災害ですね)のときに任地に赴く人のこと。で、その「補」は予備自衛官になるための訓練生ということ。この訓練が5日×10セット(3年以内)あるとのことで、この訓練について面白おかしく書かれている本です。

訓練は、かなり大変そうです。かなり精神力的にも体力的にも厳しそう。でも、日本を守るための訓練をたくさんの人が受けていると考えると、自衛官に感謝です。それとともに、ごくフツーな女性である著者が、きちんと予備自衛官の訓練をこなしている体験記を読むことで、どこか遠い存在であった自衛官を身近に感じることができました。

なお、著者の岡田真理さん、もとは旅行関係のライターだったそうですが、予備自衛官任官以来すっかり自衛隊の広報担当っぽく自衛隊雑誌「MAMOR」の記者なんかをしているようです。

ところで、予備自衛官補の募集要項を見てみると、一般公募は34歳未満ととっくに応募できない条件ですが、技能公募は情報処理の区分だと第2種情報処理技術者でも53歳未満まで応募可。戦時に臨時のシステムエンジニアがどれだけ役に立つかわかりませんが、まだしばらく応募条件を満たしているようです。ヒマしている元SEさんなんかいたら、トライしてみるってのはどうでしょう?


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2014.10.03

kindle paperwhite(2013)を今さら買う

e-ink端末が欲しいなと思ってしばらく経っていました。思い立ったのが8月頃。それなら、きっと9〜10月頃にAmazonが新バージョンを出すだろうから、それを待って購入しようとの目論見。

で、予想通り9月18日にAmazonが新バージョンを発表しました。6,980円(広告付き)の「Kindle」21,480円(広告付き)の「Kindle voyage」です。高機能高価格のvoyageはともかくとして、6,980円の無印Kindleは魅力的と飛びつきかけたのですが、よく確認すると解像度劣化(212dpi→167dpi)フロントライトなしという、2013年版paperwhiteの廉価版でした。じゃあ、2013paperwhiteは?というと、同価格のものが広告付きになり、広告なしは2,000円UPという待った甲斐なしという発表でした。

じゃ、昨年モデルのほうがいいじゃんと思うも、WEBでは既に新価格。で考えたのが、リアル店舗ならまだ昨日までの価格では?ということ。で、近所の家電量販店に行ってみました。

Img_2905_s

昨日までの価格で、paperwhiteを売ってました。よかった。ということで、購入。

さっそく開封。


Img_2907_2

薄く、軽い端末です。スクリーンセーバーの固定表示は電力を使わない特性のe-Inkなので、その見せ方がイヤらしい。

Wi-Fiに繋ぐなどの設定を終え、米AmazonでTIMEの購読を申込み。kindle paperwhiteはワンタッチで辞書機能があるし、寝る前に使っても目が冴えてしまわない優しい光。これで、英語リーディングを鍛えようという魂胆です。なので、基本的にアカウントはamazon.comに設定。でも和書もkindle版であるものはkindle paperwhiteで読みたいので、amazon.com⇔amazon.co.jpを行き来してみました。kindleにダウンロードしたら、アカウントを切り替えてもkindleからは削除されない仕様のようで、購入時のアカウントの行き来が面倒なものの、1台の端末で和書も洋書もダウンロード済みから読むことができます。

ページ送りの際のタイムラグが前世代デバイスできな反応ではありますが、まあ読書専用機としては満足かなという感触です。

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2014.10.02

オルセー美術館展、スターバックスリザーブ

新聞販売店から貰ったオルセー美術館展のチケット。あと2週間くらいで会期が終わりそうだったので、慌てて妻と行ってきました。

幼稚園バスを見送ってから電車に乗り、乃木坂まで。久々の夫婦での都心方面へのお出掛けです。赤坂方面は新宿やはるひ野とは違って都会ですね。

ルノアールは何だか誤魔化してるような絵の描き方をしてるなあとか、モネのアスパラガス何だよ(ーー;)とか思いながら、秋の芸術鑑賞でした。平日なのにけっこう混雑していました。会期終了間際はあまりよくないですね。

国立新美術館の建物は印象的でした。

で、帰りにミッドタウンに寄ることに。途中の歩道に捨てられたギターですらオシャレ。

目的地は、ミッドタウン内にあるスターバックス。

なぜかスターバックスの横にDJブース。なんでスタバにDJ?

スターバックスでの目的は「パナマ ゲイシャ」のコーヒーです。一杯1,650円(税抜き)という挑戦的な値段。こんな高いコーヒーを飲むことはないのですが、今回はドリンク何でもOKの株主優待券を持っているので、それを使って超高級コーヒーを飲もうという魂胆。

で、注文…売り切れでした。この超高級コーヒー、3日めの夕方に売り切れてしまったようです。まあ、そもそもアメリカ豆はあまり好みではなくアフリカ豆が好みの我々夫婦ですので、結局「リザーブ」のマラウイとザンビアを注文。株主優待券なので、それぞれ40円高いトールサイズを注文です。

ミッドタウンのスターバックスは「クローバー」という特殊な抽出器のあるお店。しかも、シングルオリジンのコーヒーを頼むと、キッチン脇の「リザーブ」席に座れるという特典付き。クローバーのギミックを見ながら、コーヒーを待ちます。

Img_2959

コーヒーは…スターバックスのブレンドと同様、煎りが強く香りが弱いコーヒー。アフリカシングル豆らしさも、残念ながらあまりという感じでした。まあ、はるひ野在住新宿勤めではなかなか味わうことのないミッドタウンのオシャレを堪能しながら、トールサイズのコーヒーでひと息。ふと、店内の音楽がCDや有線ではなく東京FMを流していることに気付きました。スタバらしくないなぁ。隣にあったDJブースが絡んでいるのか?

帰りがけに確認してみると、DJブースは東京FMの「ミッドタウンスタジオ」という収録所で、店内音楽はまさしくその収録所から生放送で流しているものでした。さすが赤坂ですね。

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