『いざ志願!おひとりさま自衛隊』
kindleでセールになっててポチッとした本。先日購入したkindle paperwhiteでの読書です。
「酔った勢いで」予備自衛官補に応募し、訓練を受けた女性のルポタージュです。迫真の社会的ルポではなく、軽いノリの文体の体験記。
予備自衛官というのは通常は社会生活を送っていて、自衛隊の非常時(戦争か大災害ですね)のときに任地に赴く人のこと。で、その「補」は予備自衛官になるための訓練生ということ。この訓練が5日×10セット(3年以内)あるとのことで、この訓練について面白おかしく書かれている本です。
訓練は、かなり大変そうです。かなり精神力的にも体力的にも厳しそう。でも、日本を守るための訓練をたくさんの人が受けていると考えると、自衛官に感謝です。それとともに、ごくフツーな女性である著者が、きちんと予備自衛官の訓練をこなしている体験記を読むことで、どこか遠い存在であった自衛官を身近に感じることができました。
なお、著者の岡田真理さん、もとは旅行関係のライターだったそうですが、予備自衛官任官以来すっかり自衛隊の広報担当っぽく自衛隊雑誌「MAMOR」の記者なんかをしているようです。
ところで、予備自衛官補の募集要項を見てみると、一般公募は34歳未満ととっくに応募できない条件ですが、技能公募は情報処理の区分だと第2種情報処理技術者でも53歳未満まで応募可。戦時に臨時のシステムエンジニアがどれだけ役に立つかわかりませんが、まだしばらく応募条件を満たしているようです。ヒマしている元SEさんなんかいたら、トライしてみるってのはどうでしょう?
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