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2014.12.21

大河ドラマ


今年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」でした。

ふだん時代劇などは観ず、大河ドラマもちゃんと観たことはありませんでした。ところが、この軍師官兵衛は気になって、年初からずっと通して観ていました。

主人公の官兵衛(黒田孝高)は播磨・姫路に生まれ育ち、御着(加古川市)の小寺家に仕えるも畿内の織田vs山陽山陰の毛利という覇権争いに揉まれ、織田方の羽柴秀吉に仕えることになるといいうストーリーです。この織田vs毛利の長年の争いのなかで播磨という場所が微妙なわけですが、その東隣である摂津でも大きな事件があります。それが有岡城の戦い。この有岡城のあった場所が現在の兵庫県伊丹市のJR伊丹駅西口付近。惣構えの大きな城ですので、白雪の酒蔵などがある辺りも城内なのでしょうか。

有岡城の戦いで最終的に破れ逃走した荒木村重という戦国武将は、あまり歴史本でも名が出てこず、有名ではありませんが、有岡城の戦いは伊丹市域で起こった歴史的大事件ですので、伊丹市民には(伊丹市で中高時代を過ごした人には)「聞いたことある歴史的人物」的な人です。この荒木村重が大きく取り上げられるということで、興味を持って大河ドラマを観始めました。

有岡城の戦い事態も数週間に渡り描かれており、その前後では荒木村重もかなりのウエイトで描かれていました。このシリーズのうち5月〜6月の主役は黒田孝高ではなく荒木村重ではという取り上げられ方で、伊丹市民としてかなり満足度の高い有岡城の戦いの映像でした。

この大河ドラマでは荒木村重の謀反から有岡城の戦いは、のちの明智光秀の謀反による本能寺の変への伏線として重要に扱われていました。中学校の日本史の時でも、そういう脈絡は全くなく、単独の事件として有岡城の戦いを教えられただけですので、その事件の日本史における位置付けは全く知らないままでした。播磨出身の武将を物語を通じてですが、伊丹の歴史を深く学べてよかったです。

正直、伊丹市民としての大河ドラマへの興味はそこまでだったのですが、結局その時点で半年も観ていたし、その後も中国大返しから文禄・慶長の役、関ヶ原の戦いと、物語が急ピッチで激しく動くことがわかっていたので、目を離すことができず、年末まで観ることになりました。

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